いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

驚きの事業仕分け!

2009年11月16日 08時05分02秒 | 兎に角書きたいの!
 今年の8月「南区高齢者よい歯のコンクール」に応募した。応募条件は70歳以上でかつ歯が20本以上残っている人である。通知は「南福祉保健センター」

 9月にコンクールが開催され出席者は20名ほどであった。歯科医師による歯の検査が行われ最も健康な歯の持ち主2名が特別に表彰された。
 残りの人は「あなたは8020運動の一環として実施した高齢者よい歯のコンクールにおいて20本以上の歯を残すことに努力をされ健康保持・増進に努められました。よってその努力を称え表彰いたします」
   南区歯科医師会会長

 歯の検診結果の個別指摘は何も無かった。1ヶ月後歯が痛むのでかかりつけの医者に行ったところ親知らずがむし歯になっていますね!と言われた。

 11月14日付新聞に「事業仕分け作業の詳報」が掲載されていた。仕分け作業の項目を追っていくと見覚えのある項目に出合った。
 8020運動特別推進事業(4億7000万円)=厚労省
  厚労省  80歳でも自分の歯が20本以上ある社会を実現するために実施。
  仕分け人 事業の実施主体の多くが歯科医師会であることに違和感を感じる。
  [結論] 見直し

 よく細かい項目まで検討していると感じると共にコンクールに税金が充てられているとは思いも寄らなかった。また何故80歳以上で20本以上なのか。寿命を考えると不思議である。20本以上残そうと言うことならば別な啓蒙方法があるのではないか。
 8020運動の栞は「神奈川県歯科医師会」と印字されている。だいたいコンクールに参加応募する人は常識的には自分の歯に自身を持っている人達だろう。

 歯は持って生まれた資質によるところが大だと思う。あとは歯磨きの習慣と歯の磨き方にあると私は感じている。とするとよい歯を持たせるためには小さいときからの指導が大切である。税金投入についての成否は判断しかねるが、仕分け作業による結論「見直し」は妥当なものと思う。

 この「事業仕分け」は是非実施し惰性や省益、癒着、硬直化を防ぐには非常によい作業である。時間が無いとか強権的とかの発言があるがこれらは自己保身の感がある。どんどんと進めてもらいたい。民主党もなかなかやるわい!
 
コメント (1)
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