今日はここにしましょか、
渋いでしょ、ホンマ、エエ感じの角打ちです、
ちゃんと立ち飲み店の体裁になってますが、あくまで酒店ですからね、
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社長もよう働かはるでしょ、
え!?誰が社長って、、、あの人ですがな、、、そう、あのお母さんが社長ですわ、
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間違いないです、
従業員もお客さんも皆さん、「社長!お酒お願いします」「社長!お勘定うお願いします」云うてますから、
はは、しかし社長使いの荒い店ですな、
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ところで、またまた京都人の話でええですか?聞いてくれます?
これもねえ不思議な話なんですけど、京都人はね、奈良にある池の名前、かってにヶをつけて呼んでるんですわ、
そうヶを付けるんです、
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どういう事?って、、、そやから“ヶ”を付けて呼ぶんですわ、
え!?どこの池ですか?って、、、
奈良にある“あやめが池”ですわ、はい、
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え?あれは“あやめ池”ですがな!ってか、、、
奈良ではそうらしいですな(笑)、
せやけどね、大学の頃に大阪や奈良の人から指摘されるまでは、絶対に“あやめがいけ”やったんですわ、
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はい、他の京都出身者に訊いてください、十中八九、“あやめがいけ”と発音します、
とくに50代以上の人ですけどね、
「あやめ池」には遊園地があって、遠足で行ったことあると思うんで、
京都人にはわりと馴染みのある駅・地名なんですけどね、
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今でもワタシは“あやめいけ”の発音に違和感があって、つい“あやめがいけ”と云うてしまいます、
なんでですかねえ、、、分かりません、
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たしかに京都の池には“ヶ”が付くんですけどね、
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「宝ヶ池」、これは表記にも“ヶ”が付くし、発音もそのまま“たからがいけ”と発音します、
「深泥池」、こちらは表記には“ヶ”はありませんが、発音は“みどろがいけ”です、
そう、これは“みどろいけ”ではないのです、
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そんな感じで「あやめ池」も勝手に“あやめがいけ”と発音したんですかね、
不思議ですわ、、、
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そうそう、近鉄電車の駅名はなんと!漢字表記なんですね、「菖蒲池」駅、、、
これ、なんかむちゃくちゃ違和感あるんですが!
菖蒲は“しょうぶ”な感じがするんですが、、、これで“あやめ”か、、、
あ、これも京都人の勝手か(笑)、、、
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【今日のお店:上田酒店】
大阪駅前第1ビル1Fにある「上田酒店」、
駅前1~4ビルで、1Fにある立ち呑みはここだけかな?
あ、最近出来た店があるかな?
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おそらく昔からここらで営業されていた老舗酒屋ですね、
広いフロア、詰めたら40人くらいは入れるかな、
カウンターにテーブルに、壁向きカウンター、と広いです、
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営業時間も午後3時30分からと早くて嬉しい、
乾きモンから缶詰、そしておでんに刺身、一品と、酒のアテも揃ってます、
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そして日本酒が安い!
この値段、コップ一杯、正一合以上の量が入りますので、これはお安いでしょう、
ワタシは「雪の茅舎」が贔屓、
あ、今日はこんなん飲んでますな、
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でも、この店の一押しは、、、なんといっても社長!
ここの社長、お母さんです、
もう80歳を越えられていらっしゃると思いますが、店を取り仕切っておられます、
でも、矍鑠とせっせと、従業員のお母さん方よりも動いて動いて、
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この活躍ぶりを見るだけで爽快な、痛快な気分になります、
ぜひ、一度寄ってみてくださいませ、
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