テリー・イシダの『独酌酔言』。

夜な夜な酒場で一人飲み、酔った勢いであれこれ、一言、申し上げます。

物事には“0”も“100”もない、あるのは“0と100の間”だけ?~今日のお店:十三東口の「中島酒店」(もしくは、くれは)、良き角打ちです。

2019年09月13日 | 世の中

十三もね、西口の火事後再開発が一段落、だいぶ落ち着いてきましたな、

でも、やはりまだしっくりとはこない、なんか余所行きな感じがします、それに比べると東口は落ち着きますな、

老舗の角打ち「イマナカ」がありますけど、ここもエエですよ、

迫力満点の外観、で、安いし美味しい料理、角打ちなのでお酒が安い、

さらにここはね、音楽のライブなんかもやらはるんですわ、音楽好きなオーナーですな、

結構な人数が入れるので、まず満員と云うことはありません、一人二人ならなんとか潜り込めます、はい、

ではでは、ちょっと入ってみましょか、

でね、またしょうもない話ですがちょっと聞いてもらえますか、

日常生活でね、なんかいろんなことをしている時によく感じる感覚があるんですがね、それがなんと云うか、表現が難しのですが、、、

その、、、“0”も“100”も自然界には無いんやな、という感覚なんです、

分かりにくいですよね、はい、喋っている方がよく分かってないのですから、そら分かりにくいですよね^^)、

例えばね、分かりやすく云うとですね、パスタを茹でるとしましょう、

え!いきなり分かり易過ぎますか?はは、ちょっと聞いてください、

茹で上がったパスタをね、料理箸で掬います、

適当に料理箸を鍋に突っ込んでぐるっとパスタを巻きつける、とそれなりの量のパスタが掬えますよね、

でもね、全部は掬えない、何度も繰り返すとほとんど掬えますが、最後に短いパスタが1本、鍋の底に残っていたりする、

この感じなんです、、、分かります、、、

じゃあね、もう一つ、

食べ終えたパスタの皿を洗います、まずざっと茹でたお湯を皿にかけて汚れを流すとしましょ、お湯なんで結構ソースの汚れは流れます、

でもね、少しは汚れが残るんです、その汚れは丁寧に洗わないと取れない汚れ、

物事には“0”も“100”もあまりない、あるのは“0と100の間のどこか”、そんな風に思うんです、はい、

完全無欠のヒーローもいなければ(マーベル・コミックの典型)、極悪非道の悪者もいない(いや、これはいるかも)、

昨今、世界が、社会がギクシャクして息が詰まる思いです、

世界各国の政治家が自国が、自分が100%正しくて、非は相手方にあるということを当たり前のように胸を張って云う姿をずっと見続けています、

でもね、人間社会に、物事に“0”も“100”もほとんどなくて、あるのは“0と100の間”なのにな~とか思ってしまいます、

“0と100の間”、グレーな感じがします、そう捉えるとネガティブかな、

“0と100の間”に多様性を認める社会がある、というくらいのんびり構えてはダメなのかな、

個人的には、トラブルがあると自分が100%正しくて、相手が100%間違っている、と若い時はよくそう感じたものですが、、、

最近は齢のせいもあり、物事はいつも“0と100の間にある”と思うようにしています、

お酒を飲む時もね、いつも“0と100の間にある”、、、

いやいや、酒に関しては“0”の時もあります、素面の時間も必要ですね、、、

泥酔の時間も必要かもしれませんが、、、

【今日のお店:十三東口の角打ち「中島酒店」】

阪急電車「十三」駅東口改札から線路沿いに北へ2分ほど歩くと、立派な緑色のテント?が目に入ります、

角打ち「中島酒店」、もしくは「立呑みの店 くれは」、

おそらくは立呑みの店舗としては「くれは」が正しいのかもしれませんが、昨今の角打ちブーム、「中島酒店」で違和感ありません、

間口が広い外観はとっても立派、店内はこの間口に合わせたL字カウンター、20人くらいは立てるでしょうか?

お酒は売るほどあります、酒屋ですから^^)

料理もいろいろあって、美味しいです、


日本酒も揃っていて嬉しい、

好みの「雪の茅舎」が180mlで400円也、これは相当リーズナブルです、駅前第1ビルB1Fの「上田酒店」の200ml 350円に匹敵します、

で、オーナーさんが音楽好き、それもフォーク系がお好きとお見受けしています、店内のBGMもそんな感じで掛かっています、

ライブ開催に熱心、先日は久しぶりに“ナオユキ”さんのライブに参戦しました、

入りやすい角打ちです、ぜひ一度行かれてはいかがでしょうか?