なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事51~陽性率もハッキリ第3波(ホントは第2波)襲来を示しています、焦点は日本の感染ピークがどれくらいになるのか?です。
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先週の週間陽性率は5.5%、7月末以来の5%台です、
1週間の新規感染者数も1万人に迫る勢いで急増、ハッキリと第3波(ホントは第2波なんだけど)の襲来を示しています、
冬の到来を迎えて、いよいよコロナ感染拡大が本格化すると思われます、
(各日までの1週間の平均陽性率)
陽性率 検査数 陽性者数
6月21日 0.5% 73911 435人
6月28日 1.3% 39103 526人
7月5日 2.6% 43392 1132人
7月12日 3.4% 57911 1980人
7月19日 3.8% 81922 3140人
7月26日 5.9% 80286 4742人
8月2日 6.0% 121121 7304人
8月9日 6.1% 164877 10094人
8月16日 4.5% 176032 7931人
8月23日 4.9% 143766 7033人
8月30日 4.4% 124531 5517人
9月 6日 3.0% 140951 4155人
9月13日 3.1% 121494 3799人
9月20日 2.8% 124451 3439人
9月27日 2.9% 108743 3033人
10月4日 1.7% 214882 3649人 ※ただし、検査数に異常値参入有、実質横ばい
10月11日 2.7% 132914 3573人
10月18日 2.8% 134620 3744人
10月25日 2.8% 139830 3878人
11月 1日 3.1% 147810 4612人
11月 8日 4.2% 140243 5940人
11月15日 5.5% 173776 9591人
今後の焦点は『日本の感染拡大のピークはどのくらいになるのか?』です、
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■世界の感染拡大の実数
たしかに急拡大急増しているコロナ感染者数ですが、世界的に見ればまだまだ少ないレベルです、
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現在、世界が経験しているコロナ感染拡大(1日の感染者数)はこんな感じ、
(11月15日の世界の1日の感染者数:COVID-19トラッカーの集計数字)
世界全体 490771人
これが1日辺りの新規感染者数ですよ、各国では、
米国 132697人
インド 29035人
ブラジル 36012人
フランス 27228人
英国 24962人
イタリア 33977人
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日本の累計感染者数が116677人、最新の1日の新規感染者数1694人、
世界は桁違いの激しい第2波の襲来を受けています、
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■ちょっと寄り道、第2波か?第3波か?
日本のマスコミでは今回の再拡大を押し並べて『第3波』と呼んでいます、
独酌酔言的には『第2波』なのですが、、、
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2020年春時点での第2波の定義(そんなのがあったのかどうかも?疑問ですが^^)は、
・第2波は秋に来る
・第2波はウイルスが変異して凶暴化している
独酌酔言ではこの2つが第2波の要件と考えていました、なので今回が第2波、
日本国内の夏の流行は、春に外出自粛を行ったため感染拡大が先延ばしされただけで再拡大ではない、というのが正しいと思うのですが、
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ま、2波でも3波でも現状では本質的な問題ではないので、この際、独酌酔言も日和ることにします^^)なにせややこしい、、、
ここから後は、今回の流行を『第3波』と書きます、はい、やむなし、、、
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閑話休題、
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■久しぶりに掲載、、、なぜか低い東アジアでの感染ピーク
欧米のように、1日に1万人以上の新規感染者が出る日常、考えるだけでぞっとしますが、、、
東アジアには大きな味方がいます、
それが誰なのか?未だに確証はない、、、月光仮面は誰でしょう?状態(古すぎる!^^)なのですが、
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独酌酔言で何度も書いている、
『欧米に比して、なぜか東アジアでの感染ピークは低い』件です、
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これまで様々な要因が候補に挙がっています、久し振りに掲載、
① 初期の“クラスター潰し”戦略が功を奏した(初期の押さえ込みに貢献)
② 日本の高い衛生習慣(手洗い・マスク着用などの習慣)
③ 日本の距離のある社会習慣(握手・ハグはほとんどしない+靴を脱いで家に上る)
※36で追記 ⇒ トイレが清潔
④ BCG接種のラッキーパンチ(未だエビデンスなし)
※23で追記 ⇒ 山中教授も未だ注目
⑤ 外出自粛3密回避・都市間移動制限などの効果(絶対的効果も、実情は心もとない)
※23で追記 ⇒ 自粛なのに日本人はよく頑張りました、一部解除以降は緩んでいますが
⑥アジア人はコロナウイルス(SARS-Cov-2)に対するなんらかの免疫があるかもしれない
※37で追記 ⇒ 交差免疫の存在 東アジア人には過去の風邪体験などからCOVID-19への何らかの免疫が存在する?
今見ると、①とか⑤は本質的には関係なかったようですが、他はまだ可能性があります、
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とくに確度が高くなっているのが⑥の交差免疫説です、
もともとコロナウイルスは風邪を引き起こすウイルス(今回のCOVID-19は新型!)、
東アジアの国々では中国由来のコロナウイルスに過去に感染してきたことでの(ある程度の)免疫があコるのではないか?という説です、
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そうであったらありがたいことです、
あ、それと基本動作の②とか③はやはり今も重要です、これは変わりなし、
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■で、今後の焦点は『日本の感染拡大のピークはどのくらいになるのか?』です
『日本の感染拡大のピークはどのくらいになるのか?』、
これは予測不可能です、なにせ初めての冬、どこまで感染が拡大するのか?
これは誰にも分からない、やってみないと分からない、
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でも、これまでの国内の感染拡大ピークは8月2週目で、1週間の新規感染者数が1万人を超えています、
今回の第3波ではこれを軽くクリアしそうな勢いです、
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要因としては以下の2つが考えられます、
どちらも感染拡大ピークが高くなることを予感させます、
① 季節要因⇒
湿度が低いシーズン到来、ウイルスの活動が活発になることが確認されつつあります、
(コロナのこと50参照)
② ウイルスの変異=凶暴化⇒
最初に書いた“第2波の定義”にあるウイルスの変異、
今回、ウイルスが凶暴化している可能性を示す研究結果も出てきています、
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夏までの国内の流行は中国から来たB=武漢型と、その後に持ち込まれたC=欧州型のよるものです、
この冬にひょっとするとD型が出てくるかもしれません、
(タイプ呼称はいろいろあります)
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■インフルエンザとの同時流行は?
毎年、12月頃から感染拡大するインフルエンザ、コロナとの同時流行も気になるところです、
発熱による外来が増えて医療機関の負担増に繋がるのは必至、
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でも、結果的にインフルエンザはあまり流行しないと予測しています、
(あくまで独酌酔言的な予測です)
理由は2つ、
・インフルエンザ ワクチンを接種する人が増える
・マスク、手洗い、3密回避の基本動作が励行されるであろう
この2つの要因でインフルエンザの流行は低く抑えられる可能性があります、
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問題はやはりコロナの流行、
国内の感染ピークはどのくらいまで高くなるのか?
交差免疫が頑張るのか?日本の生活様式が功を奏するのか?
コロナの変異凶暴化が勝るのか?
本格的な第2ラウンド(第3波)のゴングは鳴りました、
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できたらリングに上がりたくない試合です、
一人一人が基本動作をしっかり守ることが大切、
しばらく連れ呑みは控えましょう、はい!
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