テリー・イシダの『独酌酔言』。

夜な夜な酒場で一人飲み、酔った勢いであれこれ、一言、申し上げます。

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事145~先週の陽性率は74.7%と反発、やはりお盆でしたから仕方ないか、しばらく高いレベルでの感染継続期が続きます。

2022年08月23日 | コロナウイルス2020

3週連続の陽性率70%台、1年前には想像できなかった高いレベルの感染が連鎖的に起こっています

しかし、先行していた都市部ではやや減少傾向、後発の地方都市での増加が全体の感染者数を押し上げている格好です、

結局、一定量の感染が拡がらないと減少には向かわないようです、もはや予防による感染者数減少は期待できません、

となると、最前線の救急・発熱外来・保健所・市役所などへの負担をどのように軽減回避していくか?が焦点になります、

発熱外来の大きな負担になっている『感染者の全数把握』も止めるなら早めに決断するべきかなと考えます、もちろん、その後の対応戦略をしっかり決めてね、

次の戦略策定と思い切った決断と即実行、そこら辺りが弱い我が国、、、

◆感染継続期に入りました、

全国的には、お盆で反発したもののやや減少へ向かっていますが、エリアによってピークの時期は違うようです、

東京・大阪もお盆休みで反発しましたがピークを越えたようです、

が、すぐに減少へは向かわず感染継続期に入ります



沖縄もピークは越えたと判断します、

九州はまだ感染拡大中、例えば鹿児島、

◆死者数もピークを迎えています

第6波ピーク、2022年2月22日322人、

第7波ピーク、2022年8月16日311人、

単日ではまだ2月の方が多いですが、感染者数が爆発的に多いので、総数では8月の死者の方が多くなってきています

症状が比較的軽いとされるBA.5ですが、感染者総数が多いので死者も多く出ているのが実態です、残念です、

(ここまでのグラフ:NHKニュースサイトから転載)

◆重症者用病床使用率は、

先々週の東京の状況、

先週の東京の状況、

(東京都のHPから転載)

先週は34.3%とやや改善しました、

やはり東京はピークを越えて感染継続期と観て良いでしょう、

◆年代別感染者比率

やはり40代以上の比率が増え続けています

この世代はワクチン接種率が高いのですが、、、BA.5が抗体をすり抜けているのがよく分ります、

(NHKニュースサイトから転載)

久しぶりにワクチン接種の進行状況も観ておきましょう、


(首相官邸HPから転載)

4回目接種完了は約2026万人、ワタシも今週4回目を打ちます、



◆陽性率
      陽性率   検査数    陽性者数 
2022年
1月2日   1.1%   251123        2777人 ※第6波の入口か?
1月9日   5.4%   429162     2万3168人 ※第6波に突入 沖縄/広島/山口にまん延防止等重点措置が適用
1月16日   13.6%    702929     9万5498人 ※大感染爆発状態、1都10県にまん延防止等措置検討
1月23日 21.8%   1228371    26万8284人 ※第6波ピークに
1月30日 30.4%   1522311 46万3354人 ※検疫体制崩壊の兆し
2月6日   39.6%   1575315 62万3128人 ※第6波5週目、ここが最高点かも?
2月13日 45.1% 1383896   62万4240人 ※第6波のピーク
2月20日 44.8% 1294194   57万9928人 ※ピークで高止まり 北京五輪閉幕
2月27日 39.5% 1197543   47万3461人 ※ごくゆるやかな減少局面へ
3月6日   39.1%    1155304   45万2763人 ※高止まり、沖縄では反転増加、BA.2拡大
3月13日 35.2% 1086325   38万2278人 ※減少局面、共存戦略への入口
3月20日 34.1%  999063 34万1545人 
3月27日 32.8%  830541 27万2215人 ※減少局面も感染は続く、21日でまん延防止等重点措置すべて解除
4月3日   34.4%  928712 31万9687人 ※減少局面から横ばい感染継続期へ
4月10日 35.5%     952279    33万7846人 ※感染継続期、市中感染が継続的連鎖的に起こっています
4月17日 35.3%  971890  34万2665人 ※完璧な感染継続期
4月24日 27.4%   1049187  28万7210人   ※13週間ぶりの陽性率30%を切る
5月1日   12.3% 2064317  25万4943人   ※陽性率急落、検査数が倍増、GW前の現象か?
5月8日   25.2% 722313  18万2083人 ※GW中検査数激減
5月15日 28.9%    967078     27万9620人 ※増減しながらの感染継続
5月22日 26.1% 956192  24万9210人 ※一定の感染が続く継続期
5月29日 21.8% 934505  20万3365人   ※ひょっとすると減少期への入口?
6月5日   15.4%    900904     13万8868人   ※5カ月ぶりの低い陽性率!このまま減少が続くか?
6月12日 15.5% 701208 10万8950人 ※検査数・陽性者数とも減少で横ばい、1月以来の少ない検査数
6月19日   6.6% 1502581 9万8425人 ※陽性者も漸減も検査数が2倍、統計上の異常値
6月26日 14.6% 705992 10万2766人 ※陽性者数が微増も“緩やかな減少期”
7月2日      20.1% 679697 13万6357人 ※陽性率10週振りに反転増加!新たな局面へ
7月10日 35.0% 770971 26万9760人 ※いきなりの第7波、BA5の感染ピーク直前?
7月17日    40.3%   1386060   55万9111人 ※2月下旬以来の陽性率40%超え
7月24日 60.0%  1612620    96万9068人 ※過去最高の陽性率!感染者約97万人!
7月31日    67.2%   2051980  137万9099人 ※ピークはどこなのか?感染者約138万人
8月7日      73.8%  2027358  149万6968人 ※ピークも感染拡大スピード鈍化
8月14日    71.2%  1945952  139万5301人 ※感染ピークか?
8月21日    74.7%  1977228  147万6374人 ※お盆で陽性率反発か?感染継続期に入る

(厚労省HP日報から算出)

◆全数把握から定点把握へ

現在の全数把握は数量だけではなく、患者の病状や病歴など相当詳細なデータを国が病院医師に要求しているようです、

患者の治療に専念すべき医師がPCに向かって長時間デスクワークを強いられる現状はちょっと納得いきませんね、

そこで、インフルエンザの流行確認で行なわれている定点把握という手法への切り替えが検討されています、

定点把握の課題などの記事はこちらから ⇒

もちろん、全数把握でしか確認出来ないスペックも有るわけですが、、、

完璧を目指すあまり全体が疲弊する、、、日本人が陥りやすい罠でもあります、

ここは合理的で効率的な戦略を立て直して、即断実行すべき状況と考えます、

政府・役人の腕の見せ所がまたやって来ました、がんばってください!!





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