テリー・イシダの『独酌酔言』。

夜な夜な酒場で一人飲み、酔った勢いであれこれ、一言、申し上げます。

またまた、京都人のお話です、なんでか?京都人は奈良の「あやめ池」を“あやめがいけ”と発音するんです~今日のお店:駅前第1ビルの角打ち「上田酒店」。

2016年12月06日 | 世の中

今日はここにしましょか、

渋いでしょ、ホンマ、エエ感じの角打ちです、

ちゃんと立ち飲み店の体裁になってますが、あくまで酒店ですからね、

社長もよう働かはるでしょ、

え!?誰が社長って、、、あの人ですがな、、、そう、あのお母さんが社長ですわ、

間違いないです、

従業員もお客さんも皆さん、「社長!お酒お願いします」「社長!お勘定うお願いします」云うてますから、

はは、しかし社長使いの荒い店ですな、

ところで、またまた京都人の話でええですか?聞いてくれます?

これもねえ不思議な話なんですけど、京都人はね、奈良にある池の名前、かってにヶをつけて呼んでるんですわ、

そうヶを付けるんです、

どういう事?って、、、そやから“ヶ”を付けて呼ぶんですわ、

え!?どこの池ですか?って、、、

奈良にある“あやめが池”ですわ、はい、

え?あれは“あやめ池”ですがな!ってか、、、

奈良ではそうらしいですな(笑)、

せやけどね、大学の頃に大阪や奈良の人から指摘されるまでは、絶対に“あやめがいけ”やったんですわ、

はい、他の京都出身者に訊いてください、十中八九、“あやめがいけ”と発音します、

とくに50代以上の人ですけどね、

「あやめ池」には遊園地があって、遠足で行ったことあると思うんで、

京都人にはわりと馴染みのある駅・地名なんですけどね、

今でもワタシは“あやめいけ”の発音に違和感があって、つい“あやめがいけ”と云うてしまいます、

なんでですかねえ、、、分かりません、

たしかに京都の池には“ヶ”が付くんですけどね、

「宝ヶ池」、これは表記にも“ヶ”が付くし、発音もそのまま“たからがいけ”と発音します、

「深泥池」、こちらは表記には“ヶ”はありませんが、発音は“みどろがいけ”です、

そう、これは“みどろいけ”ではないのです、

そんな感じで「あやめ池」も勝手に“あやめがいけ”と発音したんですかね、

不思議ですわ、、、

そうそう、近鉄電車の駅名はなんと!漢字表記なんですね、「菖蒲池」駅、、、

これ、なんかむちゃくちゃ違和感あるんですが!

菖蒲は“しょうぶ”な感じがするんですが、、、これで“あやめ”か、、、

あ、これも京都人の勝手か(笑)、、、



【今日のお店:上田酒店】

大阪駅前第1ビル1Fにある「上田酒店」、



駅前1~4ビルで、1Fにある立ち呑みはここだけかな?

あ、最近出来た店があるかな?

おそらく昔からここらで営業されていた老舗酒屋ですね、



広いフロア、詰めたら40人くらいは入れるかな、

カウンターにテーブルに、壁向きカウンター、と広いです、

営業時間も午後3時30分からと早くて嬉しい、



乾きモンから缶詰、そしておでんに刺身、一品と、酒のアテも揃ってます、



そして日本酒が安い!

この値段、コップ一杯、正一合以上の量が入りますので、これはお安いでしょう、

ワタシは「雪の茅舎」が贔屓、

あ、今日はこんなん飲んでますな、





でも、この店の一押しは、、、なんといっても社長!

ここの社長、お母さんです、

もう80歳を越えられていらっしゃると思いますが、店を取り仕切っておられます、

でも、矍鑠とせっせと、従業員のお母さん方よりも動いて動いて、



この活躍ぶりを見るだけで爽快な、痛快な気分になります、

ぜひ、一度寄ってみてくださいませ、





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