久しぶりに日本企業の大きな動きがありそうだ!
と、期待したのですが、、、
やはり『今までの殻を破れなかった』のね、な感じの日産、
、
自動車業界はEV化の流れ、中国メーカーの台頭という市場環境に加え、
今後は自動運転・AI化、さらにはドローン化などもあり得る、
さらにトランプが大統領になったことで、
EV一辺倒から化石燃料やハイブリッド車への回帰も起こり得る、
とまあ、100年に一度の激動期を迎える自動車業界、
それを乗り越えるための巨額投資を1社で賄うのはまあ無理、
そこで、世界の自動車メーカーはグループ化・統合への道を探っています、
、
2024年9月期の日産の経営不振が引き金となり、
これまで緩やかな関係を保っていた日産・ホンダ・三菱自動車の3社が、
より効率的に結び付くための新しいカタチを模索、
が、三菱自動車は早々にこのスキームから離脱、
これも分かるなあ、
三菱グループとしての面子みたいなものが働いたような気がします、
『自動車を他資本参加に入れるのは、三菱グループのプライドが許さん!』
みたいな発言があったような気がします、
(根拠なし、ワタシの思い込み^^)
経営的に正しい判断なのか?疑問は残りますが、分かりやすいグループ発想、
、
で、日産とホンダの2社で持ち株会社を作り、
その傘下で世界と戦う、はずが、、、
肝心の日産の『経営再建策』が一向にまとまらない、
この辺りから“重厚長大”企業の弱点が露わになってきます、
、
経営判断に時間が掛かり過ぎ、スピード感が違う、
創業者のチャレンジ精神が色濃く残るホンダ、
「課題やテーマを共有しながら、自由にざっくばらんに話し合い、深いところにある答えを探り出していく」
(こちらのサイトからコピペしました ⇒)
『ホンダ流ワイガヤ会議』という方法論を持つホンダの自由な社風とスピード感、
(いや、実際に触れたことないですけど^^なんか分かる)
、
かたや、重厚長大・縦割り組織の日産、
そりゃ馴染みませんよね、
ちなみに、日産の取締役、常務執行役員以上で50人以上いらっしゃるそうです、
(笑えます)
これはトヨタよりも多い人数、
役員報酬も半端なく高いそうです、
(社長で6億円以上とか、庶民は笑うしかない^^汗)
は~~!?!?という感じ、
、
億単位の報酬をもらっている、50人で会社の行く末を議論して、
結論なんて出るのでしょうか?
、
日産の動きの遅さに業を煮やしたホンダは、
持ち株会社方式に変わり、日産の100%子会社化を提案、
これに対して日産の役員会で大反対の声が上がったそうです、
(この画も目に浮かびますよね)
プライドだけはありますからね、そりゃ反対の声も多かったでしょう、
(マジ目に浮かぶ)
、
そんな中、冷静に経営統合の必要性を説いたり、
統合の合理性を主張した役員さんはおられたのでしょうか?
縦割り、重厚長大、おそらく年功序列もまだ残っているでしょうし、
50人もいれば派閥なんていう遺物もあるでしょう、
(組織の常)
、
というか、そもそも50人の会議って、
具体的にどんなところでやっているのでしょうか?
警察ドラマに出て来るような、威厳のある、
だっだ広い大きなテーブルのある会議室?
(あ~~、鳥肌が立ちます)
(そういう場所には、もう出入りしたくない)
う~ん、まったく非生産的なイメージしか湧いてきません、
『やっちゃえNISSAN』は掛け声だけだったか、
、
ということで、破談になったホンダと日産の経営統合、
でも、世界市場は待ったなしで動いています、
50人が頭を寄せ合って相談しているうちに、1歩も2歩も世界から後れを取る日産、
ホンダも大きなチャンスを逃して、先行きに不安が、
、
キーは“日産の経営再建策”です、
これが30日とか60日以内に出ないようであれば、
日産の未来は無い、ような気がします、
(個人の感想です)
ホンダも三菱自動車も、これからどうするんでしょうね、
もう一度、しっかり世界市場を観察分析して、
生き残るための冷静な判断が求められます、
、
、
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます