blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

これをお得と言わずして

2014-01-02 21:38:36 | 旅行
ぼんやりとしていては正月休みはあっという間に終わってしまいます。
今年はこれまでやったことのない「正月に遠出」という荒業も考えていました。
具体的には、今の国立競技場がもうすぐ取り壊しになるので大学ラグビーの準決勝を、次の日に箱根駅伝の復路を観戦、などと思ってもいたのです。
ただ、1月末にはクルマの12ヶ月点検、それだけなら安いですが加えてあれこれと消耗品の交換を考えており慎重になってしまったのが本音です。
時期は分かりませんが、国立は取り壊しまでには必ず行きたいと思っています。

で、今日は冒頭の写真に載せた切符を使って宇奈月温泉まで足を運びました。
連続した7日間、富山地方鉄道(以下地鉄)の鉄道線・市内電車・路線バスが乗り放題になるものです。
値段ですが、なんと「2,000円」
地鉄本線の電鉄富山から終点の宇奈月温泉までの片道普通運賃は現在1,790円ですので、この設定は戦略的というか「すごい」の一言です。
特急列車には料金200円もしくは100円をプラスするだけで乗ることもできますから使い勝手もいい。(JRの青春18きっぷは別途乗車券も必要)
出血覚悟というか、少し乗るだけで簡単に元が取れるこのきっぷだけなら完全に大赤字でしょう。
通勤・通学でどうしてもという人以外は、地鉄は「普通に乗る」ものではなく、年に何回かのこういった機会に乗り倒すのが正しい使い方です。
最終的にいくら分乗ることになるのやら。

行きの道中は上市駅まで普通電車で行って、上市からは旧西武鉄道レッドアロー号にお世話になりました。



内装はずいぶん手を加えてありますが、それを割り引いてもさすがの乗り味です。
地鉄には他にも京阪電鉄や東京急行の旧車を引き継いだ車両があり、都会の喧噪を逃れて(?)ノンビリと走っている姿を見ることができます。
他社払い下げ車両をうまく使うのは、私が小さい時代からのお家芸と言ってもいいですね。

宇奈月温泉駅は標高230mほどなのですが、雪が全くなかった平野部と違ってわずかに積雪もあり、空から降っているものも雨ではなく雪でした。



電車に乗ることが目的でしたし特に何をしたということはないのですが、悪天候もあって駅近くの無料休憩所で足湯だけ楽しんできました。
トロッコ電車がお休み中の今の季節、正月休みとはいえ温泉街にはほとんど人がいませんでした。
新幹線駅の名前にまで入れてもらったのに(黒部宇奈月温泉駅)、来るのはトロッコ電車のお客ばかりというのも寂しいことです。
観光はもはやハードではなくソフトで競う時代、要は「人間しだい」なんだと思います。

なんだかんだで今年の2日間をうまく滑り出し、いい変化が訪れる期待感があります。
本欄も、淡々と文を連ねるだけでなく、画像も多く入れ、文字サイズにも変化を持たせる試みを始めていきます。
見ていただいて楽しめるものを目指したいと思っていますのでよろしくお願いします。

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