blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

正月は東西対決

2016-12-18 08:23:50 | 休日
昨日は、二週前に続いて母校・同大の応援のため関西に遠征した。
舞台は東大阪市の花園ラグビー場、当地に来てからこれまで意外にも近鉄を使ったことがなかったが、今回初めて「アーバンライナー」で大阪へ向かうことになった。





鶴橋駅で各駅停車に乗り換え、最寄りの東花園駅に着いた。
さすがラグビーの街、駅にも大きなラグビーボールが。



会場に向かう途中、早大ファンとおぼしきオバさんが「秩父宮でやればいいのに、なんでこんな田舎で」などとブツブツぼやいていたが、組み合わせや会場はあらかじめ決まっているので仕方がない。
若い年代を関西で過ごした私は、同大が早大を撃破してくれればザマアミロだと思って聞いていた。

さて、花園ラグビー場は天候にも恵まれ多くの観客が入った。
さすがに我が国を代表するラグビー専用競技場、陸上競技併用の会場と違って選手の動きも近くで見られる。
試合開始前に昼食をとろうと観客席の裏手を歩いていると、阪神タイガースの片岡打撃コーチの姿があった。
氏は私より学年は一個上で、この日はひとりの同大OBとして応援に来ていたものと思う。





当日のカードは、早大ー同大、慶大ー天理大という2試合で、10季ぶりとなる「準決勝に関西勢2校」が実現するかどうかの楽しみがあった。
いくら地元関西の会場とはいえ、いずれも簡単な試合にはならないだろうとは思ったが、第一試合では同大が立ち上がりから得点を積み重ね、予想以上の気持ちのよい展開となった。
さすがに後半足が止まったところを詰め寄られはしたが、結果的には前半のリードが効いて何とか押し切った。
前週の京産大ー明大と同様、地元関西のチームの勝利、しかも同大としては実に11季ぶりの全国大会準決勝進出に会場は大いに盛り上がった。
スコアは写真の通り。



第二試合でも天理大が慶大に29-24と競り勝って、関西勢が2校正月の準決勝に進むことになった。
準決勝は帝京大ー天理大、同大ー東海大と2試合とも東西対決という興味深い組み合わせとなった。
東の2校は昨シーズンの優勝・準優勝チームであり、どちらも非常に強い。
しかし、ここしばらく低迷していた関西勢の2校進出は嬉しい限りだ。
東京(秩父宮)での戦いにはなるが、関東のファンにも今年の関西のレベルは低くなかったことを見せてほしい。

そのまま当地に帰るには少し早かったので、大阪市内に取って返し、天王寺駅そばの日本一高いビル「あべのハルカス」の展望台に上がることにした。(写真左があべのハルカス)



地上60階からの景色は素晴らしいの一言、室内の写り込みがない時間帯の写真を一枚だけ載せる。



公式(?)キャラクターの「あべのべあ」。



帰りも近鉄特急で名古屋に向かおうと考えていたが、奈良県内での火災の影響(線路の近くだったらしい)で名古屋方面の特急が運転を見合わせてしまったため、新大阪駅まで出て新幹線で当地に帰った。
それでもまだ20時過ぎ、せっかくの勝利、自宅近くでチョイ飲みがてらのひとり祝勝会をやって、自宅に帰ったのは23時くらいであった。

準決勝は1月2日の午後なので実家のテレビで観戦することになるだろう。
東海大は強いから厳しい戦いになるとは思うが、もしものもしもが起きたとするなら、1月9日の決勝戦にも遠征を考えなくてはならない。
本年53歳でこの世を去った「ミスターラグビー」平尾誠二氏の遺志を継ぎ、同大らしい自由奔放なラグビーを悔いなくやってほしいと思う。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする