blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

威張ったところで

2017-01-12 20:03:59 | 日記
不安を抱えてスタートした今週も、勤務はあと明日を残すのみとなった。
仕事が始まってしまえば余計なことを考えるヒマもなくなるだろうと書いたのはその通りで、最近は任される(人から勝手に分捕っている?)仕事も増え、今朝は同時に2台入ってきたトラックを両にらみでさばくという有様だった。
富山にいた時にこの点は散々鍛えられているのでどうということはない。

1人で夜通し走ってきたであろう運転手さんには、時にはバカ話も振りながらリラックスして作業してもらうようにしている。
中には大量の資材をバラ積みという劣悪な条件でやってくるトラックもある。
積み降ろしまでは運転手さん側の責任という建前から我々は手出しができないので、間が持たない感じの時も少ししゃべることはある。
相手にもよるが、こういう時に横柄に接しては絶対にダメだ。
一定の敬意は払いつつ堅苦しくもならないように何とか接することができるのは、残念ながら昨年の冬に退職してしまった富山時代の「師匠」のおかげだと思っている。

人との接し方で言えば、先週末にあった会社の集まりでは残念なひとコマがあった。
とある係長クラス(役職はごく一般的な呼称を用いる、我が社での呼び方とは一致しない)の仮にA氏の話だが、もともと威張りグセがあって周囲には嫌われている。
私が食事も落ち着いてのんびりお酒を飲んでいたテーブルの近くに、課長クラスの仮にB氏がいてやはりのんびりお酒を飲んでいた。
そこにA氏がやってきて、何を伝えたかったのかは知らないが、B氏を声高らかに呼び捨てにして威圧するような態度をとった。
A氏はB氏よりも年は上だが、秋口の異動によりB氏が先に課長になった、つまり追い抜かれたのである。
酒が入った勢いか何かは知らないが、腹立ち紛れにでも係長が課長を呼び捨てにすれば組織としては問題だ。
B氏は裏表もない心の優しい人物なので特にその場が荒れることはなかったが、まったくイヤなものを見せられてしまった。

私と何度かお酒を飲んだことのある大ベテランの某氏は、そのあたりの話には非常に理解が深く、ある日の「勘違いエリート」という名言もさることながら、ベテランならではの人間観察にはうならされるものがある。
確かにどれだけ我が社で偉くなったところで、世間的には言うほどのことではないと私も思う。
本拠地でもない当地ではほとんど知名度のない我が社の中でいくら威張っていたところで、自ら底の浅さをさらけ出すようなものだ。
よほど意欲に乏しいなどの要素がなければ、縁あって毎日同じ敷地に通ってきている人間どうしは「仲間」としては見られるはずで、威張るだけ無駄というものであろう。

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