最近、仕事上で必須とされるホウレンソウにオヒタシを加えた題名のような呼び方があることを、回って来た書類で知った。
もちろん一つ一つの文字は頭文字で、順番に並べると、怒らない、否定しない、助ける、指導する、ということだそうだ。
本欄も長々と続けているが、閲覧数の多いべスト10(と言っても5PVもあれば入る)からほとんど99%落ちない記事があって、2010年に書いている「指導と指摘」というエントリーである。
言葉の意味をそれぞれまず辞書でひも解いた上で、その違いを私なりに考察し、最後は「指摘しかできないタイプって体育会系に多いよね」という偏見に満ち満ちた結論で終わっている。
私は病気や転職など本当にいろいろあったから、今の会社は年数も浅く肩書きらしいものもないし、たぶん最後の最後までないだろう。
だから部下を持ってそれこそ指導するような大げさな場面に出会う確率は低い。
対して、学校を出て入った会社にそのまま生え抜きとしている同級生は、ほぼ何らかの肩書きを持ち、多くは一つの事業所や営業所の長を担っている人物も多い。
部下への接し方についてリアルタイムで悩んでいる人間が多いのは間違いない。
指摘するだけならサルでもクマでもできるのだが、指導となると、事後の精神的なフォローに加えて正しい方向性を示す必要はある。
「今度ミスしたら…分かっとるよな」などというのは指導でも何でもなく、ただの脅迫であって、パワハラ事例そのものである。
近年は、そのようなハラスメントに相当うるさい世の中になったからオヒタシのような話が出て来たのかと思えば、どこかの会社で発案されたものでもないようで、個人として心がけている旨の一つのツイートが反響を呼んだものらしい。
ついでに言えば、ホウレンソウも部下の上司に対する義務という意味合いでは全くなく、むしろ上司がホウレンソウしやすい雰囲気を作りなさいという、これも上司向けの言葉なのだ。
いずれにしろ、わが社が発案したものではないということは分かった。
P××A経営やら、勤務評価たるM×Oやら、アルファベットの頭文字を並べた書類にしても、ほぼ全ては当地を代表する自動車メーカーのサル真似かその時々のブレーンの入れ知恵そのものに過ぎず、果てしない規模拡大路線の陰ではそういったものは形骸化してしまっているのが実情だ。
中には、過労自殺という悲しい出来事にくっつけて語られた「電通鬼十則」を、臆面もなく何の加工もしないまま自社の社訓にしてしまっている不動産営業会社もあるというから、形だけでも続いている分マシなのかもしれないのだが。
わが事業所は、怒る、否定する、助けない、指導しない、のオヒタシ様が残念ながら多いようだから、災害と同じく自分の身は自分で守ることが必要なのだろう。
もちろん一つ一つの文字は頭文字で、順番に並べると、怒らない、否定しない、助ける、指導する、ということだそうだ。
本欄も長々と続けているが、閲覧数の多いべスト10(と言っても5PVもあれば入る)からほとんど99%落ちない記事があって、2010年に書いている「指導と指摘」というエントリーである。
言葉の意味をそれぞれまず辞書でひも解いた上で、その違いを私なりに考察し、最後は「指摘しかできないタイプって体育会系に多いよね」という偏見に満ち満ちた結論で終わっている。
私は病気や転職など本当にいろいろあったから、今の会社は年数も浅く肩書きらしいものもないし、たぶん最後の最後までないだろう。
だから部下を持ってそれこそ指導するような大げさな場面に出会う確率は低い。
対して、学校を出て入った会社にそのまま生え抜きとしている同級生は、ほぼ何らかの肩書きを持ち、多くは一つの事業所や営業所の長を担っている人物も多い。
部下への接し方についてリアルタイムで悩んでいる人間が多いのは間違いない。
指摘するだけならサルでもクマでもできるのだが、指導となると、事後の精神的なフォローに加えて正しい方向性を示す必要はある。
「今度ミスしたら…分かっとるよな」などというのは指導でも何でもなく、ただの脅迫であって、パワハラ事例そのものである。
近年は、そのようなハラスメントに相当うるさい世の中になったからオヒタシのような話が出て来たのかと思えば、どこかの会社で発案されたものでもないようで、個人として心がけている旨の一つのツイートが反響を呼んだものらしい。
ついでに言えば、ホウレンソウも部下の上司に対する義務という意味合いでは全くなく、むしろ上司がホウレンソウしやすい雰囲気を作りなさいという、これも上司向けの言葉なのだ。
いずれにしろ、わが社が発案したものではないということは分かった。
P××A経営やら、勤務評価たるM×Oやら、アルファベットの頭文字を並べた書類にしても、ほぼ全ては当地を代表する自動車メーカーのサル真似かその時々のブレーンの入れ知恵そのものに過ぎず、果てしない規模拡大路線の陰ではそういったものは形骸化してしまっているのが実情だ。
中には、過労自殺という悲しい出来事にくっつけて語られた「電通鬼十則」を、臆面もなく何の加工もしないまま自社の社訓にしてしまっている不動産営業会社もあるというから、形だけでも続いている分マシなのかもしれないのだが。
わが事業所は、怒る、否定する、助けない、指導しない、のオヒタシ様が残念ながら多いようだから、災害と同じく自分の身は自分で守ることが必要なのだろう。