blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

中学生がやってきた!

2011-09-26 21:16:13 | 日記
今朝は地元滑川市の中学校から4名の生徒さんが「14歳の挑戦」という職場体験カリキュラムに則ってやってきた。
今週の5日間、毎日わが職場に来ていろいろな仕事を経験していく。
昨年もちょうど今頃の実施だったような気がするが、もう1年経ったとは早いものだ。
一年前は、一度だけ生徒たちの様子を見に来た若い女の先生のほうが気になっていたものだが今年はどうだろう。

生徒さんたちは主に個装のピッキングや梱包のほうをやっていたので、自動倉庫の担当日だった私は彼らとはあまり接しなかった。
わずかに午後一番、リーダーのIW氏が4人を連れて十数分ほど自動倉庫に来て説明していた。
私は普段通りのことをやりながら説明を聞いていたが、今日が初日の生徒さんにとって専門用語を多用するIW氏の説明は分かりにくかったかもしれない。
仕事場というところが初めてでなおかつ中学生なのだから、自分だったらもう少し噛み砕いた表現を使うなり彼らにも分かるような例え話でも交えながら適度にゆるい感じで進めたいと考える。

昨年のある日は午前の一時間ほどを使ってわが社の取扱製品そのものについての基本知識を中学生と同席して座学でやった。
当時は私自身も入社から日がごく浅かったので、私も一人の生徒として話を聞いた。
講師は営業経験の長いTK氏で、分かりやすい説明に加え、氏の性格から時おり笑いも出る和やかな時間となった。
氏は、今回のような機会ではいつも箱詰めの先生役にもなっている。
仕事に関しては決して上からモノを言わないタイプだけに、生徒さんたちもややリラックスしてやれていたようだ。

自分が覚えている仕事を自分でこなしていく能力と、それを特に今回のような完全なる他人に教え伝える能力というのはまったくの別物である。
もちろんしっかりしたベースがあってはじめて他人に教えることができるのだが、押し付けがましくならずに理解されやすい形で伝えるのが難しい。
私が見る限りでは、プレイヤーとして優秀な人ほど教えることは不得手だ。
教えられるほうのレベルに自分から下りていけないから話そのものが難しくなり、聞くほうは理解しにくいから不満がたまる。
自分の下に付く人間がことごとく辞めていく上司を私も何人か見てきたが、いくらプレイヤーとして優秀でもこれではマネージャーとしては失格だ。

まっさらの中学生に教えるという状況の中で、今日一日だけで教えることが上手な人下手な人が何となく見えたのは興味深かった。
自分も何かを教える状況が今週あるかもしれないが、ともかく分かりやすく伝えられるように努力はしてみたいと思う。
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