blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

立派な戦力 ⇔ お荷物

2011-09-28 20:23:06 | 日記
わが自動倉庫エリアの「年長組」(?)であるTK氏だが、最近は電動フォークリフトに乗る機会が増えている。
製品の乗っていない空パレットを運ぶばかりだった段階はもう卒業している。
ある日には、私が自動倉庫に張り付けになっている時間帯に入荷があったので、実際に製品がたんまり乗ったパレットを運んでもらった。
空であっても何かが乗っていても基本は同じだが、製品が満載になっていればおそらくは数十万円~数百万円分を運ぶことになる。
しかしそこでおじけづく氏ではなく、私がそばに付けない状況ながら慎重に無難にこなしてくれた。
少なくはない枚数が一段落して「お疲れ様でした」と声をかけると、ホッとした表情ながらも小さくガッツポーズが出るなど本人としてもやり切った嬉しさがあったようだ。

夏の終わりに部署内で配置換えがあって、自動倉庫作業そのものと電動リフトに乗れる戦力が一名分ダウンしていた状況から、リフトに関しては一人立派な戦力が新しくできて心強い限りである。
親方格であるTS氏は製造工場からの搬送業務のためしょっちゅう倉庫を空けるので、文字通り貴重な貴重な一名となっている。

TK氏は仕事に関してはとにかく前向きで、TS氏のヤンチャぎみの指導にもめげず何とか運転を身に付けようという強い意志を感じることができる。
リフト以外の仕事においても、周囲の状況を見て自分の役割を認識してすすんで動くことができる。
長らく体に痛いところを抱えながらもそうやって働く姿にはお世辞ではなく胸を打たれる。
職場体験に来る中学生の指導を毎回任されるのも、教えるということを面倒がらずにかつ丁寧に接しているからだ。

あとは現在3人ローテという負担の大きい状態の自動倉庫作業であるが、別個に一人戦力が増えて4人ローテで回っていくなら体力的にもかなり楽になる。
しかし、いくら前向きなTK氏といえども腰に負担がかかる自動倉庫作業はさすがに酷である。
そこで本来は配置換えでやってきたM氏を加える計画であったものが、配置換えから二ヶ月になろうとしている現在も上からのゴーサインが出ない。
以前から書いている通り、注意力散漫でミスの危険が大きいM氏だから、とても任せることができないという状態だ。
自動倉庫を任せられないから仕方なく個装ピッキング中心の仕事になっているが、本人から「個装を任せられている」という空気が出てしまっているのが情けない。
やがてお荷物に近い状況にあることがまだ理解されていないようだ。

2010年度入社の同志として私も言うことは言ってきたが本人は逃げ回るばかりでさしたる改善はなく、ここ最近はマトモに話す気が起こらない。
仕事場で出会っているのだから仕事上の協力関係ができてようやく休み時間にもバカ話ができる。
社歴も浅く立場も低い現状で自分からすすんで仕事に向かっていかない人とただただバカ話だけする気にはなれない。

私を見習えとは言わない。
ここ数週間のTK氏の姿を見て何を感じるか。
感じるものが何もなければ、できる仕事がまったく増えない。
周囲からはことごとく厳しい目で見られ、ちょっとしたことでブチブチ言われるハメになる。
そうやって毎日が楽しくなくなる悪循環となれば、時間とともに抜け出すのは難しくなってくる。

私に遠ざけられ周囲の信頼も落ちている現状をどうするかはすべて本人しだいだ。
日々の動き方しだいで、状況はいくらでも変えることができる。
「明日なきわが身」の意識を持てるかどうか。
M氏の未来はその一点にかかっている。
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