一年に一度の健康診断が職場であった。
私は診断日現在で「節目年齢」ということで、人生で初めて胃の検査を受けることになっていた。
通常のメニューを終えた後に検査を行う車に入り、ゆるいズボンに着替えてしばらく待った。
私の直前に職場のKA氏が検査を受けていたが、何やら奥のほうでは大掛かりな機械がグルグルと回っている。
何しろ初めてだけに一抹の不安を感じているうちに自分の番が来た。
バリウムは思っていたほど飲みにくいということはなく、ほどなく検査が始まった。
グルグル回る機械というのは検査台のことで、水平から垂直までけっこう柔軟な形で動く。
宇宙飛行士の訓練もかくやと思わせるものがあったが、機械が動いている間も自分の体勢を変えたり息を吸ったり吐いたり止めたりと忙しいことこの上なかった。
いろいろな角度から見る必要があるとはいえ、知らない人が見たら何ともアクロバティックな検査に思えないこともない。
バリウムは便秘を招きやすいということで、無愛想な女の看護士さんから下剤を渡された。
検査後すぐに大量の水と一緒に飲めと書いてあったから、もう始まっていた仕事をよそに500mlペットに満タンにしていた水を全部使って流し込んだ。
どうやら私の体では下剤2錠は効果が大きすぎたようで、ものの数十分後の仕事中にだんだんおなかが痛くなってきた。
仕事を中断することなく休み時間まで持ちこたえたのはよかったが、つくづく医者が出すクスリというのは強烈なものだと実感した。
昨年と変わったところといえば、血圧の上が100を切ったことである。
看護士さんが「低いですね・・・」と言ったのは、単純にそう言っただけなのか数値として問題あるレベルだったからなのか分からない。
100を切って喜ぶのはサラリーマンどうしのゴルフだが、血圧が100を切って喜んでいいものか判然としない。
単純に考えれば、心臓が小さな負荷であまり小さくはない私の体にキチンと血を回してくれているのだから現状は「効率のいい体」という解釈は成り立つが、人並み外れて低いことに何か問題があるのなら話は別だ。
後日配られる検査結果に何かあれば書いてあるだろうからそれに従うことにしよう。
入社以来の「連続フルイニング出場」も継続中であり、「休まない」ことを張り合いにして日々の体調管理に努めたいと思う。
私は診断日現在で「節目年齢」ということで、人生で初めて胃の検査を受けることになっていた。
通常のメニューを終えた後に検査を行う車に入り、ゆるいズボンに着替えてしばらく待った。
私の直前に職場のKA氏が検査を受けていたが、何やら奥のほうでは大掛かりな機械がグルグルと回っている。
何しろ初めてだけに一抹の不安を感じているうちに自分の番が来た。
バリウムは思っていたほど飲みにくいということはなく、ほどなく検査が始まった。
グルグル回る機械というのは検査台のことで、水平から垂直までけっこう柔軟な形で動く。
宇宙飛行士の訓練もかくやと思わせるものがあったが、機械が動いている間も自分の体勢を変えたり息を吸ったり吐いたり止めたりと忙しいことこの上なかった。
いろいろな角度から見る必要があるとはいえ、知らない人が見たら何ともアクロバティックな検査に思えないこともない。
バリウムは便秘を招きやすいということで、無愛想な女の看護士さんから下剤を渡された。
検査後すぐに大量の水と一緒に飲めと書いてあったから、もう始まっていた仕事をよそに500mlペットに満タンにしていた水を全部使って流し込んだ。
どうやら私の体では下剤2錠は効果が大きすぎたようで、ものの数十分後の仕事中にだんだんおなかが痛くなってきた。
仕事を中断することなく休み時間まで持ちこたえたのはよかったが、つくづく医者が出すクスリというのは強烈なものだと実感した。
昨年と変わったところといえば、血圧の上が100を切ったことである。
看護士さんが「低いですね・・・」と言ったのは、単純にそう言っただけなのか数値として問題あるレベルだったからなのか分からない。
100を切って喜ぶのはサラリーマンどうしのゴルフだが、血圧が100を切って喜んでいいものか判然としない。
単純に考えれば、心臓が小さな負荷であまり小さくはない私の体にキチンと血を回してくれているのだから現状は「効率のいい体」という解釈は成り立つが、人並み外れて低いことに何か問題があるのなら話は別だ。
後日配られる検査結果に何かあれば書いてあるだろうからそれに従うことにしよう。
入社以来の「連続フルイニング出場」も継続中であり、「休まない」ことを張り合いにして日々の体調管理に努めたいと思う。