題名で内容が分かる人は間違いなく中年以上である。
某大御所俳優の若き頃、話し方は妙だが熱いハートを持った先生役が大当たりして文字通りのフィーバーとなった。
私が小学校5年生となる時、新任でやってきた若い男の先生が、最初のあいさつで役柄をそのままパクったようなしゃべりを披露し大ウケ、しかもこの数分後にクラス担任になることが知らされ、無邪気な小学生は他のクラスの人間に気を使うこともなく大喜びした覚えがある。
私にとって学校というところは必ずしも楽しくはなかったが、その先生のおかげもあり小学校高学年の2年間は比較的楽しいことが多かった。
ゲームセンターにこっそり行っていたことがバレて、今でいう体罰も食ったが、愛情は感じられた。
後々には中学の校長まで出世をされたそうだが、教師として初めて受け持ったクラスのことを今も覚えてくれているだろうか。
時が経ち、今も私には先生がいる。
5月末に職場に復帰して以来、部署は変わらないが新しいパートで仕事をするのにベテランの社員に付いていることは何度も書いている。
基本的にはその指示に従い進めていればよいが、人が良すぎるところがあり、どこかから頼まれごとがあるとそちらを優先してしまう。
午前中は主に製造部門が作ってくれたものを市場に出荷できるように段取りをするが、その場になかなか姿を現さないことも多く、後で聞けば製造現場で何があったのかしばらく言い合いになっていたという日もあった。
理由はいろいろあっていいが、その間、空調はあっても満足に効かずカビ臭い空間で黙々と一人で作業に当たるのは私である。
くだらない事情で、とりあえずの子分をほったらかしにしないでほしい。
ほったらかしと言えば、復帰してその社員に付いて1ヶ月余り、当初とは微妙に役割が変わってきている。
私自身が仕事に慣れたこともあるが、本来業務であるところの、製造現場に渡す箱やら説明書やらの準備は最近はあらかた私がやっていて、本人は私から離れてひたすら翌日以降に必要な物の受け入れやその整理に時間を使う。
どちらかというと力仕事寄りで面倒なことをあえて自分で選んでやってくれていることは有難いが、せっかく自由に使える人間がいるのにわざわざシンドイ方を選ぶのも不思議といえば不思議である。
箱やら説明書やらの準備は、正解が分かっているパズルを完成させるようなものだからそれほど難しくはないが、製造に渡す前には二人で確認するのが大原則だ。
しかし、最近は勝手に本人が一人でチェックして私にサインだけ求めてくることも増えた。
私が準備したもので、数間違いなどで現場からクレームが来たことは一度たりともないのだが、私だって人間だし間違うこともあるだろう。
どんなに忙しくてもダブルチェックを省いていいということにはならないから、その意識が薄いのは問題だし、私もそこをついつい言ってしまうから嫌われてしまうのだろうが…。
話し相手すらおらず、死ぬほど面白くない毎日であっても、やるべきことはきちんとやりたい。
少なくともまだ組織に属しているのだから。
某大御所俳優の若き頃、話し方は妙だが熱いハートを持った先生役が大当たりして文字通りのフィーバーとなった。
私が小学校5年生となる時、新任でやってきた若い男の先生が、最初のあいさつで役柄をそのままパクったようなしゃべりを披露し大ウケ、しかもこの数分後にクラス担任になることが知らされ、無邪気な小学生は他のクラスの人間に気を使うこともなく大喜びした覚えがある。
私にとって学校というところは必ずしも楽しくはなかったが、その先生のおかげもあり小学校高学年の2年間は比較的楽しいことが多かった。
ゲームセンターにこっそり行っていたことがバレて、今でいう体罰も食ったが、愛情は感じられた。
後々には中学の校長まで出世をされたそうだが、教師として初めて受け持ったクラスのことを今も覚えてくれているだろうか。
時が経ち、今も私には先生がいる。
5月末に職場に復帰して以来、部署は変わらないが新しいパートで仕事をするのにベテランの社員に付いていることは何度も書いている。
基本的にはその指示に従い進めていればよいが、人が良すぎるところがあり、どこかから頼まれごとがあるとそちらを優先してしまう。
午前中は主に製造部門が作ってくれたものを市場に出荷できるように段取りをするが、その場になかなか姿を現さないことも多く、後で聞けば製造現場で何があったのかしばらく言い合いになっていたという日もあった。
理由はいろいろあっていいが、その間、空調はあっても満足に効かずカビ臭い空間で黙々と一人で作業に当たるのは私である。
くだらない事情で、とりあえずの子分をほったらかしにしないでほしい。
ほったらかしと言えば、復帰してその社員に付いて1ヶ月余り、当初とは微妙に役割が変わってきている。
私自身が仕事に慣れたこともあるが、本来業務であるところの、製造現場に渡す箱やら説明書やらの準備は最近はあらかた私がやっていて、本人は私から離れてひたすら翌日以降に必要な物の受け入れやその整理に時間を使う。
どちらかというと力仕事寄りで面倒なことをあえて自分で選んでやってくれていることは有難いが、せっかく自由に使える人間がいるのにわざわざシンドイ方を選ぶのも不思議といえば不思議である。
箱やら説明書やらの準備は、正解が分かっているパズルを完成させるようなものだからそれほど難しくはないが、製造に渡す前には二人で確認するのが大原則だ。
しかし、最近は勝手に本人が一人でチェックして私にサインだけ求めてくることも増えた。
私が準備したもので、数間違いなどで現場からクレームが来たことは一度たりともないのだが、私だって人間だし間違うこともあるだろう。
どんなに忙しくてもダブルチェックを省いていいということにはならないから、その意識が薄いのは問題だし、私もそこをついつい言ってしまうから嫌われてしまうのだろうが…。
話し相手すらおらず、死ぬほど面白くない毎日であっても、やるべきことはきちんとやりたい。
少なくともまだ組織に属しているのだから。