blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

卒業、卒業。

2018-03-20 20:11:55 | 日記
昨日をもって、他部署へのヘルプで午後からまるまる拘束される日々が終了した。
1月10日から始まった二刀流の生活も、3月19日をもって「卒業」ということになった。
昨年末に引き継いだ本担当の仕事も満足に理解していないうちに、人が足らないという部署の助けに入れという命令によって、2018年という年は、仕事に関しては息をつく暇もない状態であっという間に3月の終わりを迎えるということになった。

午前も午後も自分が属するチームの仕事に使える状況は当然といえば当然なのだが、そのありがたさは解放後の初日から感じることになった。
午前は時に無節操に入ってくる入荷物に対応しつつ、前日までに包装された製品を倉庫に収めるための積み替え作業の手伝いを久しぶりにしっかりとできた。
午後はこれまで仕方がなく午前にやっていた本担当の仕事に集中して取り組むことが可能になった。
3月の締め日ももうすぐだが、無事に担当エリアの棚卸が済むように段取りをする時間もタップリ取ることができる。

私が2ヶ月間応援者として入っていた部署は、他部署から人をかき集めて3月までをしのぐ作戦で散々事業所全体に迷惑をかけていながら、目論見通りに物事が進んでいるとは言い難く、今に至っても人が足らない足らないの嘆き節ばかりである。
4月の人事で正式に人も増えることにはなっているが、人数を揃えたからといって新しく来る人がしっかりとした戦力になるには少々の時間はかかる。
加えて、未来ある若い人材を中心に、作業に入っているメンバーを大切にしないことから退職者が続出して自ら人手不足を招いている。
あくまで伝聞なので真偽は定かではないが、どんな指導の仕方をしたのか、昨春学校を出たばかりの若い社員が苦しさか悔しさのあまり一時間ほどトイレに引きこもって出て来ず、ラインがその間止まってしまった日もあるらしい。
これでは、どんなに人を入れても抜ける方が多くなると予想するのは容易で、人数がほしいならまず今いるメンバーを大切にするという基本に返らないとなかなか今後も難しい局面が待っているのではないかと思う。

こんな切羽詰まった状況ながら、なぜかマネージメント陣自ら作業に加わることは全くない。
人が足らないというなら、肩書きのある人間も進んで人の一部として入るべきであり、それができないのは「下の人間から仕事を教えてもらう」ことが高すぎるプライドゆえに耐えられないということであろう。

そんな無能な彼らながら口だけは一丁前で、「応援に来る人はウチの仕事を覚えるつもりで来てほしい」と言ったというから開いた口がふさがらないというのか、どれだけ上から目線なのかと思う。
他部署の人間はそれぞれ自分の仕事を抱え、それだけでも手一杯なところをやりくりして協力に入ってくれている。
入っていくほうが「せっかくだし少しは勉強しようか」と思うことは素晴らしいが、支援を受ける方がそれを要請してはダメで、どんなにデキの悪い人間ややる気のない人間が来ようと文句は言ってはいけない。
建前上は製造に直接携わる部署は「強い」のかもしれないが、私がいる倉庫周りの担当や、メーカーと交渉して生産に必要な材料などを注文している事務方がいてはじめて生産ができるのであって、どれ一つとして不要な部署はない。
ありえないことだが、どこか一つの部署が一日でもバックレてしまったら活動の全ては止まってしまうことに彼らは気づいてはいないのであろう。

本拠地はともかくとして当地では全く名前が浸透していない会社の中で、どの部署が上だ下だと騒いでいる方が馬鹿馬鹿しい。
我が事業所に限らず、どんな組織も「お互い様」で成り立っていることに思いが至らない残念な人間が多いのは事実のようである。
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