blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

悔いを残さぬよう

2013-09-13 21:15:11 | 日記
昨日の午後は、わが部署の営業経験者で、本欄にもよく登場いただくT氏を含む3人が本社に研修を受けに行った。
これまでは3人が1台のクルマに同乗して行っていたが、今回はT氏が他の2人とは離れて1人で自分のクルマで行った。
他の2人というのは、T氏がわが部署に来た頃に付きっきりで箱詰めを指導していた2人であり、T氏も当初は師匠だのマスターだのと必死に持ち上げていた2人である。
その経緯もすっかり忘れて一緒に行動することを拒否し、現在はとりあえず唯一自分を相手にしてくれるベテランのTs氏を必死に持ち上げている。
ちなみにその研修中、会社が用意したテキストにお得意の漫画を書いていたという話だから、精神年齢はまだ2ケタにもいっていないと見るべきで、手のひら返しや風見鶏などT氏にとってはデフォルトなのであろう。

そんなことで、変わり者のT氏もそのベテランTs氏には妙に信頼されている。
Ts氏いわく、「頼んだことは断らないでやってくれるし、いいヤツだ」ということである。
変わったところがあるのは脳の欠陥か何かのせいで、悪気があってのアマノジャク的な言動ではないというのがTs氏の見解である。
Ts氏は自宅で菜園をやっていて、頼みもしないのによく昼食時に野菜を大量に持ってきて皆にけっこう強引に配ったりする。
農作業の話になると止まらないところはあり、T氏もけっこう知識は持っていて話が合ったのか、過日は住所が近いT氏を休日に農作業に誘ったようだ。
そこでの会話など知る由もないが、あるいは仕事を離れた付き合いの中でT氏もTs氏には心を開いているのかもしれない。

ただ、T氏が気づいていない重要なことは、Ts氏が「無理を聞いてくれる人間=いいヤツ」という、ある種大陸的(笑)な考え方を持っているという事実である。
ちょうど大陸の某国が「日本が歴史を直視し行動を正せばどうたらこうたら」と言って、自らは何もしないのと似ている。
毎朝出勤してきて、Ts氏にまるで神様かのように両手を合わせてからヘコヘコと接していくT氏は、さしずめ大陸某国にすり寄る最近の半島某国のようでもある。
自分の身を守るためなら、かつての指導担当者のことなど足蹴にしてとりあえず声の大きい人間に付こうというズル賢さには「日本人的でないもの」すら感じてしまう。
そのTs氏も、60の節目を超えているため今はT氏が見下ろしているはずの「準社員」になってはいるのだが。

仕事場ではほとんど機能していないに等しいT氏だが、他人をやたらに持ち上げる裏には根拠のない万能感がある。
学生・生徒の頃はよくできて、およそクラスではいつもトップくらいの人であったろうと推測するが、社会に出れば学力よりも大切な能力があり、しかしT氏は残念ながらそれに気づけないままである。
厭世観を抱えたまま無理をして生きて、果たして納得して死んでいけるのか、この世に命を与えてくれた親にどう顔向けするのか。
今からでも、一度真っ白になって歯を食いしばって日々に立ち向かう、そうすることでしか今という時間は輝かない。
いつの日か現在を肯定できるようになったなら、つらいばかりであったろう過去も光を放ってくるだろうから。
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