blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

二つの「タイミング」

2011-07-12 20:31:16 | 日記
今日の午前中はみんなが仕事をしている中、約一時間半をさいて事務所のツートップと面談した。
今の環境に来てから一年以上が経ってようやく公式な形で実現したが、昨年度の異常ともいえる忙しさで他の社員の順番がなかなか終わらず最初の機会としてはずいぶん遅くなったようである。

話の大半は私の「今後」についてであった。
もちろん契約を更新しないなどの縁起の悪い話ではなく、会社の中でより私の持っている力が出せるであろう部署について、例えば過去の経験に照らして財務や経理などのセクションに挑戦しようと考えたことなどはあるかという質問を受けた。
確かに若い頃は金融機関にいて、セールスはサッパリだったものの事務屋に徹する形ならそこそこのものは出せたと思っている。
そういう経歴も加味して、今の物流という仕事では「ややもったいないかも」という思いで言ってくれていることなので有り難い面はある。

しかしこの話を聞いた時、正直私は複雑だった。
まだ一年あまりという在籍期間で今の物流倉庫のこともちゃんと理解は出来ていない中、そういう話には考えも及ばなかったのが本当のところだ。
拾ってもらった職場で、とにかく毎日毎日を誠実に積み重ねることしか考えてこなかった。
また、師匠格であるTS氏がそろそろ六十歳の節目を迎えるため、いよいよ私が入荷業務の本担当としてもっとしっかりしていかなくては、というタイミングでもあるからだ。

ただ事務所の上の人の言葉を借りるなら、私もそこそこの年齢に来ているので時間としてはあまりない、新しいことに挑戦していくならそれこそ今がタイミングかもしれない、ということだ。
倉庫の仕事を三年、四年とやり続けてもいいのだが、ある程度慣れきってミスのリスクも少なくなってきた時に、毎日が同じ流れだから何となく惰性で過ぎていく可能性はある。
そんな職業生活がイヤだと思うなら、より大きく花開くかもしれない道も頭において、時を見てアピールもする準備をしておくのが職業人として一面では必要であろう。

倉庫にとどまって仕事の精度を上げる道をとるか、過去の経験も助けにしてよりよくなるかもしれない道に行くのか、「二つのタイミング」が重なる中、体は一つしかなく心は揺れている。
どちらにしても決めるのは自分であるが、悩んでいられる時間はそう長くないだろう。
近々にはなると思うが、しっかりと決断して回答をしたいと思う。
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