私を知る

自覚を中心に悟りのヒントを書いています。自覚とは「私」に意識を向け、一切は「私」の考えであることを自覚していくことです。

改めて悟りの階梯(3)

2014年10月31日 22時58分33秒 | 悟りの階梯
◇改めて悟りの階梯(3)◇

第二の段階(天界の悟り、5次元)は、私という自我を捉える見性と真我の第一段階の覚醒の両方を得た階層です。

この階層の象徴的なイメージは、幸福感、創造主、二元だと私は思っています。

まず、幸福感とその周辺について。
この階層では、見性と真我の第一覚醒の両方が得られているため、その両方の特徴が反映されます。
4次元では、自我か真我の片方の覚醒しか得られてないため、意識の状態がアンバランスであったのですが、それが改善され、安定しやすくなります。

具体的には、真我の第一覚醒が得られているため、基本的に真我の外縁による感覚が前面に出てきやすく、意識や感覚の状態として、幸福感、積極性、楽しさ(ジョイ)、愛、感謝などのバイアスが日常的にかかりやすくなります。
それでいて、自我が捉えられてますから、そのような真我の外縁による感覚に必要以上に翻弄されることもなく、バランスが保たれやすいです。

次に、創造主とその周辺について。
この階層では、4次元よりも、自我が薄くなっており、起こってくる考えも減っていますから、考えに翻弄される割合も減ります。
それでいて、この階層におられる大半の方にとっては、自我に相当程度の厚みがまだ残ってますので、創造主として自我を駆使し、考えを操るには好都合なのです。
中には、創造主としての能力や実感を楽しまれる方がおられるだろうと思います。
この次元は、人が考えの主人(マスター)になる次元なのです。
なお、自我の削減が進んでしまっている方の場合は、そのような創造主としての実感は薄い場合があると思います。

次に、二元とその周辺について。
この階層は、まだ良い悪いで代表される二元の迷いの中なのです。
この階層におられる大半の方は、真我の外縁が見せる愛や善等に代表される二元の感覚(考え)に囚われています。

さらに、この階層について申し上げるとすると、その複雑さと、分厚さと、迷いやすさです。
複雑さについては、この階層におられる大半の方は、まだ多種多様な考えを握りしめておられます。
そのため、その方に起こってくる考えや出来事の展開も複雑で多様なものになる傾向があります。
また、分厚さについては、この階層におられる大半の方がまだ相当数の考えを握りしめておられます。
そのため、それらの考えに対する手放しが並大抵ではないのです。
また、迷いやすさについては、真我の外縁が見せる幸福感や楽しさ等が迷いを誘います。
自分に意識を向けるべきところ、どうしても意識が外側に向いてしまうのです。

この階層から抜け出すには、日常生活の中での経験や、自分に意識を向ける自覚等を通じて、自我が掴んでいる考えを手放していく必要があります。
そうやって考えの手放しが進んでいくうち、自ずと第三の段階の悟りである大悟に導かれていきます。


続きます。


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コメント (6)
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