in a schale

シャーレにとじ込めたありふれた日常。

3/18【MAGICAL MOONIES 3days-最終夜・終末の予感-】at 池袋手刀ドーム

2010-03-19 07:21:02 | ライブレポート


手刀行くときって、どこの角を曲がればいいのかわからなくなっちゃって、プチ迷子してからたどり着くことが多いです。てかemmureeさんのフライヤーかっこいいなあ(きょうのフライヤーの束に折り込んであった)。想さんのうつろな目が素敵ー。

はい!本日のGIGSは、モンスターアルバム『MAGICAL MOONIES』を発売したMUNIMUNIさんのレコ発3daysの最終日。チケットはソールドアウト!終末の予感を感じてきましたよ・・・†



KYOKUTOU GIRL FRIEND

【SET LIST】
SE_
01_放送禁止のブルース
02_堕落論
03_ダムドマン(仮)
04_国境の花嫁

05_罠
06_サヨナラセカイ

07_「吐く血」になってラストダンス
08_噛みついて離れない
09_縄と拡声器とヒロイン

10_俺の彼女はリストカッター
11_勝手にしやがれ
12_闇を嗤え_警告(instrumental)
13_禁忌


トップバッターを務めたのは、不謹慎なカリスマを名乗るKYOKUTOU GIRL FRIENDの皆様。前日に配信されたメール・マガジンに記された“ぶっ■■していこうかと思います”との言葉どおり、激アツなステージでした。

【放送禁止のブルース】、ライブだとピッチが外れるのでそこがいっつも気になーる。いきなりドン!と入るからむずかしいのかしら。でも極東のおにーさんたちのライブは、音源の再現ではないし、巧い演奏を届けることよりも、ほかに重点を置いているでしょうから、あまり気にしてもしょうがないかもね。1曲目を飾るに相応しい曲ですし、勢いまかせに突き進む感じが彼ららしい。めずらしくマイクスタンドをつかっていました。

それより本日はいきなり新曲披露が!その名も【ダムドマン(仮)】!
だ、ダムドマン!? いやー曲はカッコよかったんですよ。6拍子なのかなあ。亜門さんの変則的なドラミングがおもしろいなあと思った曲でした。ケッチさんのソロもお祭り騒ぎで。チョーキングしつつのディレイと、ナイス・ワウね。ただ【ダムドマン(仮)】て!ケッチさんのブログを拝見して目ん玉飛び出ちゃったよね。二度見しちゃったよね。(仮)が(笑)なのかと思っちゃったよね(失礼)

どうしましょうタイトルのセンスについていけなくなってしまいました!KYOKUTOU GIRL FRIENDっていうバンド名も、俺の彼女はリストカッターっていう皮肉な曲名も、え?ピストルズ!? っていうアルバム名もすきですしカッコいいなーと思えたのに【ダムドマン(仮)】がわからない!!! 先を行き過ぎているー。「ダムド」じゃダメなのかな。どうしても「ダムドマン」なのかな。もうわたしの頭の中は呪いの戦士!ダムドマン!(敵なのか味方なのかわからない悪役チックな謎キャラ)でいっぱいです。PISTOLSのつぎはThe Damnedとか?……ってちがうか。

あーもうダムドマンでひっぱりすぎました。申し訳ございません!

【罠】は倫堕さんの手が素敵よね。“裏側から見たストーリー”の部分で手のひらをくるりと返すのとかね。レポートなんぞを書いていると、よく“手で表情をつける”という表現をつかってしまうのですが、ほんとそうなのよー。目つきなんかも曲に合わせて色気を含んでいるのですが、指先をつかった表現がきれいで惹きつけるなあと。無意識に手を目で追ってしまいますね。演奏の入りのタイミングがちょっとズレたけどね(失礼)

あ、色気といえば、【「吐く血」になってラストダンス】ではサリーさんのベースとともにミラーボールが回る演出がありました。小馬鹿にしたように跳ねまわるリズムがたのしい。

そうそう、【縄と拡声器とヒロイン】での“縄と拡声器と■■■■!”や【俺の彼女はリストカッター】での“I love you!!”といった客席のレスポンスは爽快ですね。リストカッターにいたっては、倫堕さんが“俺のー彼女はー”と曲名を言い始めたとたんにもう“きゃー!”っていう興奮の波が一気に会場に伝わっていくのね。
“I love you!!”のところ、以前は倫堕さんが“I love you”や“I hate you”と叫んでいたけれど、いまは客席のターンですし。進化していますよね。お客さんが“I love you!!”って全力で叫ぶのほんとかわいくてすきです。

【勝手にしやがれ】で終わりかと思いきや【闇を嗤え_警告】があって、【闇を嗤え_警告】で終わりかと思いきや“お前らの声を聴かせてくれ!”との煽りから【禁忌】がラストでした。3MANということで13曲!しょっぱなから熱い!ダムドマン!(言いたいだけ)



-KYOUKUTOUさん終演後-

楽屋に向かう儺俐グラマァさん「すみませーん通りまーす!通っちゃいまーす!」





LAB.THE BASEMENT

桜井アヲ氏がヴォーカル・ギターを務めるLAB.THE BASEMENTさん。先日武道館で拝見した方がキャパ200人弱の箱にいらっしゃるー。なんかもう状況がよくわかんないっすね!
アヲさんは“手刀いい!ウソじゃないわよ。ホントよー。やっぱり(客席と)近いといい!”とおっしゃっていましたが。

あとは“KYOKUTOU GIRL FRIENDのお客さんは脇目もふらずオキニのメンバーの名前を叫ぶのに、ラボのお客さんは周りを見ながら叫ぶわよね。密室系特有なのかしら”と笑 「周りを見ずに叫ぶ」が今年の目標に決定されていました。また、そこから派生して“30代、40代からのヴィジュアル系を提唱していこうと思います。加齢臭のする中年だけど(笑)、若いコに負けてられないんだから”とのお話もありました。いやーいつもMCのレベルが高すぎて笑いっぱなしです。

2・3曲演奏したあたりで“髪あげていい?暑い!”とヤワラちゃんスタイルになる場面もありました(ヘアセットはしていなかったため前髪が顔を覆っていた)。なんでもまだ某バンドの撮影が残っているので、切りたくても切れないのだとか。

そんな中、今後のスケジュールも告知されまして、6月26日に開催される東京地下室にて、ギターの三浦キリヒトさんが在籍していたどろろが復活するとのこと。このどろろというバンドのヴォーカルさんをアヲさんがかなり絶賛しておりまして、“彼をカリガリに誘ったけれど、ダメだったから石井さんを誘った”という裏話をされていました。そうなんだ!

自分はどろろさん(さん付けするとヘンかしら)を存じ上げていないのですが、周りにいたお姉さま方が“どろろまじカッコいいから!ぜったい地下室いこうっと!”といったお話をされていたので(耳ダンボ)、興味津津でございました。気になる気になるー。

そういえば“春らしい曲を”とのことで「WHEEL OF FORTUNE」が披露されていました。ノスタルジックな曲を書かせたら、彼の右に出る人はいないんじゃないかなあと思ってしまいます。
ですが、ラストは「人間牧場」~「東京犬」となかなかのカオスっぷり。モッシュ超たのしそうだったー!





MUNIMUNI

本日の虎(アヲさん談)、MUNIMUNIさんでございます。
なんだか爆音だと思った!ベースの音圧半端ないっす。手刀ドームをホームとしているだけありますなあという感じ。

このじわじわと襲いかかりつづける音と、気がふれそうになる浮遊感のなかで眠りたかった。いやー真面目な話ですよ。2年前くらいかしら。いちばん初めに彼らのGIGを拝見したのもここ手刀だったのですけれども、そのときはこわい!っていう印象が強くて。でも、いまは完全に毒されていますねー。気持ちいいし、居心地がいい。

あ、本日はスペシャルゲストがいらしていました。アルバム『MAGICAL MOONIES』のP.2に写っているお人形さん笑 お名前があったのに忘れちゃったーすみません。

ラストは「切断」でした。摩天楼様が“お別れの曲を――「切断」”みたいにおっしゃっていて、それがすごく素敵だったんだなあ。
アンコールで「ヒー」を披露して終演。“おやすみなさい”と去って行かれたのがまた……!(なに)

余談ですが、終演後にアヲさんが物販で“『MAGICAL MOONIES』、さんぜんひゃくごじゅうえんで~す!”と宣伝販売されていました。
ラボさんとムニさん双方のライブのMCでもありましたが、青さんのデザインが〆切ギリギリまで終わらなかったそうで。ですが最後の最後で降りてきたのだとか。


名盤エンダ、モンスターアルバム『MAGICAL MOONIES』絶賛発売中でございます。マジオススメですよ(笑)