安倍首相の所信表明演説の全文を読みました。
ぱっと見た印象は、淡々とした表現で政策が羅列されており、いったい何に力を入れて行くのかがよく分かりません。
「復興の加速化」「長引くデフレからの脱却」「経済の再生」「財政の再建」「社会保障制度の改革」「教育の再生」「災害に強く安全・安心な社会の構築」「地域の活性化」「外交・安全保障政策の立て直し」...
簡単に言うと、今の日本が直面している数々の課題を、強い「意志の力」で乗り切って行こう!!
ということですね。
私に言わせれば、子供だましの選挙向け演説です。
例えば「復興の加速化」の中で、『私は、毎日官邸で、福島産のお米を食べています。折り紙つきのおいしさです。安全でおいしい福島の農水産物を、風評にまどわされることなく、消費者の皆さんに、実際に味わってほしいと願います。』と述べていますが、被災地を思う気持ちは心情的に理解できたとしても、問題・課題の解決には結びつかないことは、小学校の高学年くらいなら分る話です。
また、『汚染水の問題でも、漁業者の方々が、「事実」と異なる「風評」に悩んでいる現実があります。しかし、食品や水への影響は、基準値を大幅に下回っている。これが、「事実」です。』に至っては、明らかに事実を誤認していると言うより、事実を歪曲しているとしか言いようがありません。
さらに「現実を直視した外交・安全保障政策の立て直し」の中では、『相互依存を深める世界において、世界の平和と安定に積極的な責任を果たすことなくして、もはやわが国の平和を守ることはできません。』と述べていますが、これは明らかに戦争に参加することを前提にした発言です。
そして、『私は、「現実」を直視した、外交・安全保障政策の立て直しを進めてまいります。国家安全保障会議を創設し、官邸における外交・安全保障政策の司令塔機能を強化します。これと併せ、わが国の国益を長期的視点から見定めた上で、わが国の安全を確保していくため、「国家安全保障戦略」を策定してまいります。』というくだりは、本当に恐ろしい内容です。
言葉を換えれば【自衛隊を国防軍に仕立て上げ首相自らが国防軍の最高司令官になって戦争を指揮する】と宣言したようなものです。
私の知る限り、戦後の歴代首相の中でここまで明確に「戦争に参加する」と言った首相はいなかったのではないでしょうか?
性格的に近いのは祖父の岸信介元首相と、タカ派の中曽根康弘元首相でしょうか?
改めて、祖父のDNAをそのまま受け継いでいることが今回の所信表明演説で明確になりました。
戦争に参加するためには「集団自衛権行使」と、それを容認するための「憲法改正」が必要不可欠ですが、それについてはほとんど言及してません。
僅かに「おわりに」の部分で、『憲法改正について、国民投票の手続きを整え、国民的な議論をさらに深めながら、前に進んでいこうではありませんか。』と述べているのみで、「集団自衛権行使」については明確な発言を避け、「積極的平和主義」と言う訳の分らない言葉でお茶を濁しています。
いつものことですが、都合の悪いことは極力伏せて、耳触りの良いことを前面に押し出した所信表明に終始した、という印象ですね。
衆参両議院で圧倒的な議員数を誇る自民・公明の強気な発言に、その内容に懸念・危惧・心配・反対・激怒する多くの国民の声は、空しく掻き消されてしまうのでしょうか?
今回の所信表明演説は、私に言わせれば、明らかに「世の流れ」に逆行しています。
昨日のブログでも述べましたが、これからは「ワンネスの流れ」です。
国と国が戦い争うことは「ワンネスの世界」ではあり得ません。
そこにあるのは「愛」と「平和」に満ちた世界で、皆が「物心両面で満足が得られる幸せな状態」にある、というのが「ワンネスの世界」です。
それは「パラダイス」と言い換えても良いでしょう。
私は長年「パラダイスの構築」を目指して来ました。
そして、宇宙全体の流れは「パラダイス」=「ワンネス」に向かっていると思います。
しかし、悲しいかな、今回の所信表明は「暗黒の時代への逆戻り」を感じます。
これも、「パラダイス」=「ワンネス」に向かうために避けて通れない「寄り道・道草」なんでしょうか?
ぱっと見た印象は、淡々とした表現で政策が羅列されており、いったい何に力を入れて行くのかがよく分かりません。
「復興の加速化」「長引くデフレからの脱却」「経済の再生」「財政の再建」「社会保障制度の改革」「教育の再生」「災害に強く安全・安心な社会の構築」「地域の活性化」「外交・安全保障政策の立て直し」...
簡単に言うと、今の日本が直面している数々の課題を、強い「意志の力」で乗り切って行こう!!
ということですね。
私に言わせれば、子供だましの選挙向け演説です。
例えば「復興の加速化」の中で、『私は、毎日官邸で、福島産のお米を食べています。折り紙つきのおいしさです。安全でおいしい福島の農水産物を、風評にまどわされることなく、消費者の皆さんに、実際に味わってほしいと願います。』と述べていますが、被災地を思う気持ちは心情的に理解できたとしても、問題・課題の解決には結びつかないことは、小学校の高学年くらいなら分る話です。
また、『汚染水の問題でも、漁業者の方々が、「事実」と異なる「風評」に悩んでいる現実があります。しかし、食品や水への影響は、基準値を大幅に下回っている。これが、「事実」です。』に至っては、明らかに事実を誤認していると言うより、事実を歪曲しているとしか言いようがありません。
さらに「現実を直視した外交・安全保障政策の立て直し」の中では、『相互依存を深める世界において、世界の平和と安定に積極的な責任を果たすことなくして、もはやわが国の平和を守ることはできません。』と述べていますが、これは明らかに戦争に参加することを前提にした発言です。
そして、『私は、「現実」を直視した、外交・安全保障政策の立て直しを進めてまいります。国家安全保障会議を創設し、官邸における外交・安全保障政策の司令塔機能を強化します。これと併せ、わが国の国益を長期的視点から見定めた上で、わが国の安全を確保していくため、「国家安全保障戦略」を策定してまいります。』というくだりは、本当に恐ろしい内容です。
言葉を換えれば【自衛隊を国防軍に仕立て上げ首相自らが国防軍の最高司令官になって戦争を指揮する】と宣言したようなものです。
私の知る限り、戦後の歴代首相の中でここまで明確に「戦争に参加する」と言った首相はいなかったのではないでしょうか?
性格的に近いのは祖父の岸信介元首相と、タカ派の中曽根康弘元首相でしょうか?
改めて、祖父のDNAをそのまま受け継いでいることが今回の所信表明演説で明確になりました。
戦争に参加するためには「集団自衛権行使」と、それを容認するための「憲法改正」が必要不可欠ですが、それについてはほとんど言及してません。
僅かに「おわりに」の部分で、『憲法改正について、国民投票の手続きを整え、国民的な議論をさらに深めながら、前に進んでいこうではありませんか。』と述べているのみで、「集団自衛権行使」については明確な発言を避け、「積極的平和主義」と言う訳の分らない言葉でお茶を濁しています。
いつものことですが、都合の悪いことは極力伏せて、耳触りの良いことを前面に押し出した所信表明に終始した、という印象ですね。
衆参両議院で圧倒的な議員数を誇る自民・公明の強気な発言に、その内容に懸念・危惧・心配・反対・激怒する多くの国民の声は、空しく掻き消されてしまうのでしょうか?
今回の所信表明演説は、私に言わせれば、明らかに「世の流れ」に逆行しています。
昨日のブログでも述べましたが、これからは「ワンネスの流れ」です。
国と国が戦い争うことは「ワンネスの世界」ではあり得ません。
そこにあるのは「愛」と「平和」に満ちた世界で、皆が「物心両面で満足が得られる幸せな状態」にある、というのが「ワンネスの世界」です。
それは「パラダイス」と言い換えても良いでしょう。
私は長年「パラダイスの構築」を目指して来ました。
そして、宇宙全体の流れは「パラダイス」=「ワンネス」に向かっていると思います。
しかし、悲しいかな、今回の所信表明は「暗黒の時代への逆戻り」を感じます。
これも、「パラダイス」=「ワンネス」に向かうために避けて通れない「寄り道・道草」なんでしょうか?