● もうただの人形でしかない森法務大臣は即刻退任する以外にはないだろう
黒川東京高検検事長の不祥事で、「訓告」処分について、国会答弁では「内閣が決定した」と発言していたが、その答弁を撤回して、今度は「法務省と検事総長が決定した」と言い換えている。
この黒川氏の定年延長の時も同じことを繰り返している。
森氏は法務省側からの説明を最初はそのまま発言したのは明白で、その後に内閣(安倍内閣)から覆すように言われたのだろう。 法務省側は当初、懲戒処分が相当だとする意見を森法相に伝えていた。 しかし、国会答弁では「訓告」処分にし、その決定は内閣からの物としていたのだ。 その内閣(安倍総理の判断だろ)から、決定は法務省とするようにと指示が出たのだろう。 しかし、最終的な決定権は内閣にあるので、法務省側としては「訓告」とする決定権はない。 結局は内閣が訓告とする決定をしたのは明白のも関わらす、安倍総理は法務省の決断であると主張しているが、それでは辻褄が合わない。
こうして、黒川氏に関しての最終的な決定の筋道すら曖昧にしようとする内閣の呆れた対応は、定年延長を違憲まがいに強硬した時と同じ姿勢でしかない。
現在は黒川氏は自己都合退職と同じ扱いになり、退職金も800万円減額だが、それでも5900万円が支払われることになる。 さらに、退職後も天下り先にも行けるし、弁護士としての活動も出来る立場を確保することも可能になる。
しかし、東京都や神奈川県の市民でつくる団体「検察庁法改正に反対する会」が26日、常習賭博などの疑いで黒川氏と記者ら計4人を東京地検に告発した。
さらに、弁護士団体からも告発状が提出されている。
これを受けて、検察当局は今後、賭けマージャンの詳しい経緯について捜査を進め、黒川前検事長らの刑事処分を判断するだろう。
ただでさえ、今回の不祥事の件では検察庁としても曖昧で不透明は捜査で終わらせることは、さらなる検察庁への不信感を増大させることになるだろう。
その事を踏まえても、このまま黒川氏の処分が決定して、流れてしまうことがないだろうと期待しているのである。
●アベノマスクは不要不急になり果てた政策の汚点がまた一つ増えたのだ
安倍総理の新型コロナ感染拡大の抑止政策として、一人2枚の布マスク配布政策。
未だに全国配布率は2割程度にとどまり、すでに市内にも不織布マスクが出回る状態にまでマスクの供給率は誰でも手に入れる事が可能になった。
これを受けて、アベノマスクが不要な人が回収ボックスへアベノマスクを投函、送付する人が溢れている。
このマスクの発注先の疑惑もあるが、それは別としても、配布すると発表した時からすでに2か月近くが経過していて、それでも2割程度・・・。
新型コロナの感染拡大が収束した今では、誰もマスクを欲しがる人は居ない状態だ。 私の家のもまだ届いていないし、届いても寄付することは100%確実だ。
寄付してもその配布先は何処になるのだろう。 日本にそれほど布マスクを必要とする場所があるだろうか?
海外の途上国なら恐らく感謝されるだろうけど、それでもサイズ的にも海外の体格が日本人より大きな人には小さすぎて使い物にならないだろう。
子供には良いかもしれないだろうけど、結局、466億円を投じたこの政策は完全に失敗に終わったのは明白だ。 税金を無駄にしたのは明らかだし、その責任が誰が取るのだろう。
●シェアハウスで男女が共同生活する様子を記録する、フジテレビの番組「テラスハウス」に出演していた女子プロレスラー、木村花さん(22)は今月23日、都内の自宅で倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡しました。
この自殺に至る彼女の精神的な苦悩は計り知れないだろう。
その大きな原因はSNSでの誹謗、中傷、脅しともとれる内容だろう。 これを受けて、国会でも取り上げられ、ネット上の誹謗、中傷などの悪意ある書き込みをした人物を特定する手続きなどを容易にし、投稿を抑止するするための法制度改正を検討する意向を示した。
今でもプロパイダーには、投稿者を開示請求できるとされているが、「権利侵害が明らかではない」として、開示されない事が罷り通っている。
個人情報保護の観点からすると、容易に開示することが出来ないのは当然だが、少なくとも、誹謗、中傷などの悪質な投稿を削除する権限はプロパイダーにはある。
それでも、そうした動きにはなっていないのが現実で、ネットではこうした悪質な投稿が溢れているのが常態化してい居るのだ。
早急にネットでの悪質な投稿を阻止、或いは投稿者を特定して、被害者への賠償問題や救済処置が出来る制度を作成して欲しいと思う。
ネット依存度にも問題もあり、私のような年齢的にも高齢になると、ネットだけではなく、現実社会の中でも、悪口や誹謗、中傷を受けることがあっても、精神的なダメージを深くすることはそれほどない。 それは、これまでの経験や様々な人間関係を潜り抜けてきた人生があるからだろう。
今では、何を言われようと意に介さない程度に精神は土着している。
しかし今やネット、SNSの中で育ったと言っても良いような若い人達は、ネットは生活の一部と化ししているし、ネット無しでは人生を語れないほどに依存度は高い。
友達との繋がりもネット上の繋がりが強いし、SNSなどの書き込みなどへの精神的な依存度が高い。 こうした現代のネット依存の問題も解消する必要があるだろう。
さらに、少なくとも、所詮、ネットやSNSは仮想現実だと言える程度に現実との距離を置ける精神を持つことが重要だろう。
仮に、誹謗、中傷が気になるなら、アクセスすることを停止する勇気も必要だ。
ある意味では、中毒化しているネット依存だけど、それを断ち切る勇気も必要だろうと思う。
現実はもっと、未知で、魅力的な出来事も多くあるし、嫌な事もあるけど、そうした現実には時間を置くことが出来る余地があるのだ。
冷静に考える時間的な余裕があるので、精神を回復する為にも大切な自分や家族、友達と直接接することが重量だと思うのである。
ネットで落ち込んだ時には、ネットへのアクセスを可能な限り制限して、自分が求める物以外には目を向けない姿勢も大切だろうと思う。