シネマと虎とグルメたち

犬童一心監督作品に「ジョゼと虎と魚たち」があった。オイラは「観た映画が面白くて、美味いもの食って阪神が快勝」を望んでる。

秋山駿著 「信長」

2017年11月10日 | グルメ・他
少しでも断捨離を進めようと、書庫代わりの物入れに眠っている書物の中から20数冊をえらんでブック・オフへ持ち込んだ。
信長に関する時代小説類をのきなみ再読してミネラルウォーターの詰め込んだ。
中には何ともつまらない作品もあって、どうしてその本に興味を持ったのかと不思議に思ってしまう。
自分の年齢、当時の世相、宣伝文句などが購入に走らせたのかもしれない。
読み返してみて秋山駿氏の「信長」だけを残すことにした。

文学的批評から織田信長と言う天才に光を当てている。
「信長公記」に依拠して語っているが、背後で「プルターク英雄伝」が支えているなかなかの名著だと思う。
シーザー、ナポレオンと対比しつつ筆を進め信長の精神をあぶりだしている。
購入しておいてよかったと思える数少ない一冊だ。

売却した書物の値段は合計で115円だった。
ちょっと悲しい。
発行年度が古い本は値打ちがないらしい。
店内は圧倒的にコミックが多く、書棚を見て回る楽しみはあまり持てなかった。
コメント
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