sunnylakeのポエムガーデン

自作詩を書いています。
心の風景画が届きますように。

森の中の池にて

2018-08-28 08:39:20 | 自作詩
森の奥深く 人知れずひっそりと小さな池
私だけが知っている場所

なんて寂しいのでしょう
せめて 睡蓮でも 咲いているといいのに

今日も 私は この池に来て
心の中を のぞいてみる

何か 光るものはあるかしら
もしかして 心ときめくことが 待っているかしら

目を凝らして見るほどに それは なかなか見つからない
小さなガラスのかけらでも いいんだ

その時 池に光が舞い落ち
私の心に 小さなおひさま 入ってきた

ひっそりとしていた森も
気がつけば いろんな音に 満ちていた 

ああ ざわめきが 戻ってきた
池もなんだか ほほえんでいるみたい


(2018年8月28日作詩)







*私の願い
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宇宙の心

2018-08-18 16:38:53 | 自作詩
きょうは あなたの心の部屋へご招待

ほら まっ白でしょう
ふわふわしてるでしょう

狭いのに広い感じ
周りを見渡すと ずっとずっと向こうまで

永遠に続くように見えるのは 宇宙だよ
普段はそこまで 心を使うことはないけれど

だけど 何か辛いことがあった時なんか
このことを思い出してほしいんだ

「心と宇宙はつながっている」

宇宙は はるか永遠に続くから
心に 限界はないんだと思う

限界をつくっているのは 自分の意思
それが 心の妨げになってしまう

心の中の宇宙は 静かで深遠
雑多なことは すぐに塵になるでしょう

目を閉じて 想像したら 
あなたにも きっと 見えるはず


(2018年8月18日作詩)







*心について
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緑色の思い出

2018-08-18 16:38:13 | 自作詩
わたしの小さな心の中に
懐かしい野原がある

たくさんの草花 咲いて
ちょうちょが ひらひら 舞っている

そこで遊ぶのは 妹とわたし

おままごとセット 並べたりして
草で作るおつけもの

ごっこ遊びが 大好きだった
小さき頃の思い出は 汚れのないおとぎの部屋

その場所へ帰ることは できなくても
胸の奥のもっと奥に いつまでも残ってる

かつて自由で大きかった 私の世界
今 小さな私の心の中で 息づく

遠い夏の日 緑色 鮮やかに


(2018年8月13日作詩)







*思い出
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万華鏡

2018-08-18 16:37:02 | 自作詩
しとしと雨の音の中
ふと 昔の万華鏡 のぞいてみた

くるくる回すと 生まれる世界 
光の中の 色とりどりのビーズたち

生きるということ 万華鏡みたい
たった一度の瞬間たち

二度と繰り返すことのない 今を
その美しい形を 心にとどめ

たとえ小さな世界でも
記憶とともに 描いてゆく

流れるように 形を変えて
きらめくように 色を放つ

そんな命の輝きを 
いつだって 忘れないように


(2018年4月25日作詩)







*心象画
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永遠の灯台

2018-08-18 16:36:10 | 自作詩
白い靄(もや)の向こうに かすかな光
ここは 揺れる波の上

海の深さは 底知れず
数々の経験と まだ見ぬ可能性

小さなものこそ 価値がある
あの灯台がある限り

近づいては 離れるような
永遠の目標地点まで

孤独と不安を 力に変えて
まっすぐに 進んでいこう

やがて 太陽が顔を出し
透明な青に 包まれる

そこにあるのは 喜びと安らぎ
あの白い灯台も ほほえんでいる

だから ずっと
迷うことなく 目指し続けて


(2018年2月19日作詩)







*心象画
コメント (2)
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