sunnylakeのポエムガーデン

自作詩を書いています。
心の風景画が届きますように。

しあわせの風船

2020-06-17 13:06:27 | 自作詩
六月の 梅雨の晴れ間の公園で
色とりどりの 風船を売る紳士

青空に光る 風船たち
ある親子連れが 買いに来た

小さな子どもは 元気に言った
「青い風船ください」

すると 紳士が 
「この風船は おとな用。ある秘密があってね」

その風船は 心に浮かぶ灰色雲を 空に飛ばし
代わりに しあわせを 運んでくる

子どものおとうさんが その風船を 手にしたら
心が すうっと 軽くなった

その親子は 手をつなぎ 
楽しそうに 歩いて行ったよ

風船売りの紳士は にっこり ほほえみ
しあわせの風船を 見上げていた

誰かが飛ばした 黄色の風船が
空高く 上っていった


(2020年6月17日作詩)







*小さな物語
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真実の心の空

2020-06-05 12:44:52 | 自作詩
私の心は あの大空に 憧れている

はてしなく広がる空は どんなことも 受け入れて
すぐに 透明に してしまう

心の中が いろんな色で いっぱいになった時

大空に 教えてもらいたいのは
すべてを 青に 溶かしてしまう方法

そして 心を 無限に 広げてみたら
いったい どんな空が できるだろう

雑多なことは 小さなダイヤモンドにして
星のように 空に 散りばめよう

悩んだことは いつか 輝きになるから

心は 感じるものだけど
もしも 見ることができたなら

想像できないほど 美しい姿をしているだろう

たとえ 曇り空でも 
真実の色は 深いふかい青のように


(2020年6月5日作詩)







*心について
コメント (4)
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