sunnylakeのポエムガーデン

自作詩を書いています。
心の風景画が届きますように。

アンティークのオルゴール

2019-06-20 10:29:04 | 自作詩
棚の奥に忘れられていた 古いオルゴール
埃をかぶって 眠っていた

こんなところに あったんだ
出てきてくれて ありがとう

心をこめて 綺麗にした
ねじを巻いて そっとふたを開けてみた

中には 小さなメリーゴーラウンド
ゆっくり回りながら

ぽろろん ぽろろん
美しい音色が 響いている

その時 私の心で 何かが生まれた
ずっと ふさぎがちだった胸の中に

アンティークの癒しと 明るい希望

疲れていた心を ふわり包むように
ぽろん ぽろろん ぽろん ぽろろん

いつしか そこには 優しさがあふれて 
私の心は 安らぎに満ちていた

オルゴールは きっと 天使からの贈りもの
そっと 持ち主の心を守ってくれるよ


(2019年6月20日作詩)







*大切な物
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スイレンの池

2019-06-12 09:53:03 | 自作詩
今朝は 少し 曇りがちだから
どこか 静かなところへ 行きたいな

そうだ あのスイレンが咲く池のほとりに

誰も知らない場所だから
ほんとうに 静かなんだ

そこには 白いクローバーが いっぱい
クローバーの花束でも 作ろうか

花束を 池に浮かべたら
スイレンが 喜んでくれるかな

白いスイレン 桃色や黄色のスイレンたち
静寂の中で 浮かんでいる

わたしはね 黄色が好き

翡翠色の池も スイレンが大好きだから
ずっと 見守っているんだ

クローバーの花束 
素敵なプレゼント ありがとうって

そっと 池のささやきが 聞こえたみたい


(2019年6月12日作詩)







*心象画
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紫陽花と雨の妖精

2019-06-03 13:21:00 | 自作詩
もうすぐ 雨の季節
今年も あの紫陽花の花に 出会えるね

紫陽花は まるで水彩画そのもの
どうして あんなに不思議な色になったのでしょう

それは昔 雨の妖精が 魔法で作ったから

あるとき 雨が降り続いて みんな退屈してたんだ
それで 妖精は 大きな花を作ったんだって

でも どんな色にしようか 迷ったらしい
雨に似合う色って どんな色?

すると 他の妖精たちが 「青色、紫色、ピンク色・・・」
それで 雨の妖精は いろんな色に決めたよ

水彩色の花を見たら 雨の日が好きになる
心が 優しい色に染められて

そして なんだか明るい気持ちになるよね

今は 紫陽花の妖精が 
人々のために 秘密で 魔法をかけているんだって


(2019年6月3日作詩)







*季節
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