sunnylakeのポエムガーデン

自作詩を書いています。
心の風景画が届きますように。

太陽のタンポポ

2020-03-23 09:48:36 | 自作詩
人は もしかしたら 心の深い場所に
いつも 寂しさを 抱いているのかもしれない

それは あまりに 深い場所なので
普段は 気づくことがない

でも ある時 
それが 表面まで出てきてしまったら

それは どうしようもない気持ちになる
そんな時 どうすればいいだろう

そうだ 心を太陽につなげてみよう

透明の心のコードを 太陽までのばし
直接 光が届くように

心の先には いつも 太陽がある
そう思うだけで きっと強くなれるはず

そして 時に それはタンポポになって
心の原っぱに いっぱい咲くのです

明るい太陽のほほえみを 浮かべながら


(2020年3月23日作詩)







*心象画
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想い出の泉

2020-03-12 11:59:46 | 自作詩
森の中 高い樹々が せいくらべしてる
その間を歩きながら 森の奥へと 

風が さわさわと音をたて
鳥たちのさえずりが 辺りに響きわたる

深呼吸しながら 歩いていると
からだ中の すべてが 新しくなる気がする

しばらくして 小さな泉を 見つけたよ

その時 どこからともなく 声が聞こえた
「大切にしたい想い出と 忘れたいことは」

わたしは 記憶の中で 思い巡らす

泉に浮かび 
鮮やかに 映し出される 大切な想い出

忘れたいことは 泉の中に すっかり消えた

そして 透きとおる美しい水の調べに
心が 洗われたのでした


(2020年3月12日作詩)







*ファンタジー
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白いねこの絵本 (「白いねこの絵本屋さん」続編)

2020-03-02 09:47:33 | 自作詩
あれは夢かと思ったけど ほんとだった

不思議なお店で もらった絵本
たいせつに 家に持って帰ったよ

家に着いて 絵本を開くと
あの時 お店で見た光景が そのまま描かれていた

そして ふたたび
懐かしさ感じる 白ねこの声が お話を読んでくれた

あの時よりもっと 心に沁み入るように
わたしの胸に 届いたよ

お話が終わると
心の中に キャンドルが灯ったように

なんだか ふわっと 明るくなった

絵本を閉じて 白ねこの店主に 
そっと 「ありがとう」

本棚に飾ると 不思議な光を放つ
その絵本は わたしの宝物になったよ


(2020年3月2日作詩)







*ファンタジー
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白いねこの絵本屋さん

2020-03-01 09:40:29 | 自作詩
今日は お散歩びよりのいいお天気

いつもの道を 歩きながら 
どんな一日を 過ごそうかって

しばらく歩くと 
いつのまにか 知らない場所に立っていた

空気の色も ほんのりパステルカラー
お店が いくつか 並んでいた

中でも 可愛らしい一軒のお店
それは 本屋さんだった

そっとのぞくと たくさんの絵本
思わず お店の中に入り 一冊の絵本を開いたよ

突然 目の前に絵が広がり お店は絵本の中
店主は 白いねこに変わり お話を読んでくれた

ねこの声は優しくて わたしの心に 懐かしく響いた

お話が終わると 
子どものわたしが 絵本の中に 駆けていったよ

「あなたの絵本のできあがり」 白いねこが ほほえんだ

気がつくと 絵本を持ち 
いつもの道に たたずんでいた


(2020年2月29日作詩)







*ファンタジー
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