sunnylakeのポエムガーデン

自作詩を書いています。
心の風景画が届きますように。

蕾のボールペン

2019-12-28 14:48:12 | 自作詩
ある日 見知らぬ女の人から もらったよ

綺麗なボールペンに 花の蕾がついていて
蕾が開くと 中に とっても小さなうさぎ

そのうさぎは 生きていて
花の中で 動いている

すると 花の中に 小さな草原が 
うさぎは そこで うれしそうに 跳ね回る

そして 野菜を小さく切って あげると
おいしそうに 食べるよ

眠ったら 花を閉じて
また 元の蕾のボールペンに

うさぎに 会いたくなったら
蕾を 開くだけでいい

きっと すぐに 仲良しになれる

これは 魔法のボールペン
不思議な女の人からの プレゼント

冬の寒い日 あたたかい愛を込めて


(2019年12月28日作詩)







*ファンタジー
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クリスマスツリーのお星さま

2019-12-17 14:26:40 | 自作詩
ある普通の暮らしをしている家で
おかあさんが クリスマスツリーを飾っていました

一つ一つのオーナメントは おかあさんの手作り
家族みんなの幸せを願って

誰が見ても 心なごむオーナメントたち

最後に ツリーのてっぺんに 星を飾ろうとしたら
それが ありませんでした

おかあさんは 金色の紙で作ろうと思いました
「今日は時間がないから 明日にしましょう」

その夜 皆が寝静まった頃
チリンチリンと 美しい鈴のような音

だけど 誰もその音には 気づきません
それは 夜空から聞こえてきます

すると 一つの星が ゆっくりと降りてきました

星は 窓を通り抜け すっと部屋に入ると
クリスマスツリーのてっぺんに 止まりました

なんという輝きでしょう
朝になったら 皆きっと 驚くでしょうね


(2019年12月17日作詩)







*ファンタジー
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