sunnylakeのポエムガーデン

自作詩を書いています。
心の風景画が届きますように。

夢の中のセキセイインコ

2020-04-26 13:04:54 | 自作詩
それは 忘れることのできない 大好きな夢
夢の中で見ている レトロな映像

8ミリフィルムの映画みたいで 
それとは またすこし違うんだ

なんともいえず 懐かしい
白黒映画のような 淡い色で
 
2羽のセキセイインコが 
人の言葉で 仲良くおしゃべり

「かぶたろうです」「すずちゃんです」って
たどたどしく 自己紹介してた

かぶたろうは 昔 飼っていたセキセイインコ
おしゃべりする鳥だった

夢の中で お友だちを 連れてきてくれたんだね

あの映像は 二度と見ることはできないけど
いつでも 思い出せるから

特別な夢として 
これからも ずっと 大切にするよ


(2020年4月26日作詩)







*夢のお話
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幸福ゆきの列車

2020-04-19 13:31:53 | 自作詩
「今」という駅に 停まっている列車
それに 私は 乗っている

この駅では 頑張れという声が 聞こえる
そう ここでは 頑張るしかない

もう 長い間 この駅にいるから
そろそろ 発車するだろう

次の駅は 「未来」
未来で待っているのは 幸福のかたち

そこでは 光あふれ
すべての人が 喜びの笑顔

心地よい緑の香りが 満ち
穏やかな音楽が 流れている

未来は 現実となって 
その中に 私は 佇むだろう

遠い「過去」という駅を 思い出せば
懐かしさで 胸がいっぱいになる

「未来」に着いた列車は
人々の感謝に見送られて 出発した

「未来から幸福ゆき」の切符を 記念に残して


(2020年4月19日作詩)


※昭和の時代、「愛国から幸福ゆき」という切符が流行しました。







*心象画
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桜からの伝言 (「永遠の桜」続き)

2020-04-04 13:52:09 | 自作詩
桜の精は こう言った

「わたしたちは 永遠じゃないけど、
一瞬でも 人々の心の中で 生きられればいい」

紅茶色の深いまなざしで わたしを見つめる

桜は 人の心に咲く花
生きることの意味を 伝えたくて

厳かに 静かに いつまでも

風に舞う花びらは
自由のすばらしさを 知っている

地面にたどりついたなら 
おひさまと 楽しくお話できるから

「だから わたしたちは とっても陽気なの」
桜の精の明るい声

また来る春
人々の笑顔に 会えますように

霞のような桜色の景色の中で


(2020年4月4日作詩)



(2020年3月31日撮影)







*季節
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永遠の桜

2020-04-01 13:07:13 | 自作詩
桜を見ると とくべつな気持ち

きっと それは 
桜が 心そのものに感じるから

透きとおる花びらに 命をかさねる
その尊さに 人生を映して

儚いようで そこはかとない強さ

うすもも色は どこまでも 優しく
無心の姿は 人の心を 導いて

桜の花を見つめれば 
その澄んだ瞳は そっと 私を見つめかえす

そんな桜の面影を 抱(いだ)きながら
春は 始まり

いずれ 美しく舞い散って
私の心の中に 咲き続ける

それは 永遠さえ 語るように


(2020年4月1日作詩)







*季節
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