虹色の花に変えて

今朝の空は　曇りがち

だけど　午後になったら　
たぶん　太陽が　顔を出すから

太陽は　時に　雲に隠れることで
きっと　メッセージを伝えている

あらゆることを　受け入れなさいと

ささいなことは　気にせずに
どんな時も　見えないものを　忘れないでと

雲が　地上に　影を落とすなら
その時こそ　自分を見つめればいい

やがて　顔を出す太陽は
その光を　虹色の花に変えて

人々に　美しい花束の贈りものを

その花束が　ほほえみながら　
いつも　心の中にありますように


(2019年2月17日作詩)







*心について

鏡の国

ここは　小さな鏡の国
周りには　たくさんの鏡たち

そこには　たくさんの私が映る

だけど　そこでは
すべての表情が　少しずつ　違っている

だから　本当の私が分からない

人は　相手の顔を　無意識に見る
自分を　決して　見ることはできず

もし　自分が　そのまま見えていたら
他人と　どう接するだろう

鏡の国で　人は　争えるだろうか
そんな自分を　平気で見る人はいないでしょう

いつも　自分を　見つめるため
たった一つのものが　ある

目に見えない鏡は　心の眼
しっかり見えるように　磨いておこう


(2019年2月7日作詩)







*心象画