sunnylakeのポエムガーデン

自作詩を書いています。
心の風景画が届きますように。

押し花屋さん

2022-11-28 12:34:10 | 自作詩
プラタナスの木の通りに
押し花屋さんが ありました

小さくて 通り過ぎてしまうような
可愛らしいお店です

ベルの鳴るドアを 開けると
ほんのり いい香り

狭い店内に
たくさんの 押し花が 並んでいます

大きなカトレアから 小さなかすみ草まで
どれも とても 綺麗です

ふと お店の隅の 編みかごに
目がとまりました

中には 忘れな草の押し花が
そっと 置かれていました

その押し花を 枕の下に入れて眠ると
大切な人に 会えます とカードに

それは ソウルメイトに 夢で会える
特別な 押し花だったのです


(2022年11月28日作詩)







*小さな物語

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人生の道 ~散歩道にて~

2022-11-19 12:18:06 | 自作詩
青空の下 ひんやり澄んだ空気

落ち葉つもる 道を 歩く
いつもの道 心穏やかに

人生の道は 時に
つまずいたり 迷ったり

それは 心の深い場所に あって
容易に 見えないから

だけど 心の眼には 見えている
すべてのことが 必然だと

いつだって 今が 大切
過去と未来に 励まされて

何かを思い 考えること
人生の道に 刻まれてゆく

それは 尊い 一冊の本のように

どんな道でも 出逢うものは 宝物
人生のすべてで つながっている

地球が存在することと 命があることは 
きっと同じと 思った朝

だから 安心して 生きればいい


(2022年11月19日作詩)







*生き方
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こびとのかくれんぼ

2022-11-07 11:47:56 | 自作詩
川のほとりの林の中
ふかふか 落ち葉が つもっています

きょうは こびとたちの かくれんぼ大会

大勢のこびとたちが
落ち葉に もぐって隠れます

落ち葉の中は あったかい

鬼は 風さん
小さな風で こびとたちを 探します

みーつけた
 
落ち葉をかぶった こびとさん
にこにこ笑顔で

川音が 心地いいね
落ち葉は とても いい香り

むこうの白樺林も
もうすぐ 黄色のじゅうたんだね

そろそろ 夕暮れ
かくれんぼ大会も おしまいです

みんな おうちに 帰るよ
また あした 遊ぼうね


(2022年11月6日作詩)







*季節
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