彩雲と太陽

今日は　ごきげんの太陽が
となりの雲に　虹色をプレゼント

雲は　白い羽に　七色を輝かせて

「わたしを見た人たちが　
しあわせになるように」

地上では　その雲に気づく人も　そうでない人も　

それを見ていた太陽が　自分の中に　虹を作り
七色の光を　さんさんと照らし出した

地上は　すみずみまで　虹色に　包まれ
人々に　そっと　しあわせの贈りものを

「今日は　なんだか　周りが綺麗に見えるね」
みんなは　そう言いあった

思わず　空を見上げると

虹色雲が　ひときわ鮮やかに
太陽のそばで　ほほえんでいた


(2021年7月27日作詩)







*小さな物語

彩雲

18時前、西の空に小さな彩雲がありました。
彩雲は、雲の小さな水滴の集まりに太陽の光が当たり、屈折してプリズムのように見える虹と同じような原理だそうです。
意味としては、吉兆の前触れ、縁起がいいと言われています。

皆さまに、何かいいことがありますように。

散歩のように

太陽の下　元気に　マイペースで歩く

いつもの道を　散歩するように　
変わりない日常を　過ごす　

歩いていると　ふと　見つける
こんなところに　可愛い花

空を仰ぐと　枝葉の間から　虹色の太陽
それは　私を照らす　魔法の光

生きるということ　
散歩のように　人生を歩くこと

その歩みに　ありったけの思いを込めて
いつも　周りに　愛おしさを　忘れず

通り雨にさえも　
自分なりの意味を　見つけながら

そして　
大きな虹に　幸せを　感じながら

人生という　心の宇宙は　
日々の中に　息づいている

だから　澄んだ瞳で　自分を見つめて


(2021年7月15日作詩)




(2021年7月15日撮影)



*生き方

雨の七夕さまの物語

朝から　しとしと　降り続く雨

だけど　織姫さまと彦星さまは　
きっと逢えると　信じていました

織姫さまは　この日のために
美しい髪飾りを　機織りで　作りました

二人が　天の川で　待っていると
カササギたちが　銀色に輝く橋を　かけてくれました

織姫さまと彦星さまは
その橋を渡り　喜びをわかちあいました

いつのまにか　雨は止み
周りの星々が　きらきらと　光っています

地上では　笹かざりに　五色の短冊が揺れています

天の川に　その短冊が映り
織姫さまと彦星さまが　ほほえんで　ながめていました

どうか　みんなの願いごとが　叶いますように


(2021年7月7日作詩)







*季節