森に行ってみましょう。
鳥のさえずり。木漏れ日。
とてもいい気持ち。
そよ風が、森の香りをはこびながら吹いている。
深呼吸しながら、ゆっくり歩く。
体の隅々に、森の空気がゆきわたるよう。
踏みしめる地面はやわらかい。
しばらく歩くと、水の流れる音。
小川があるのかな。
小さなせせらぎ。
水音が耳に心地いい。
手を浸すと、少し冷たくていい気持ち。
少しの間、小川にそってゆっくり歩く。
ふと遠くを見ると、きらりと光るもの。
あっちに何があるのだろう。
ひそやかに咲いている花たちを見ながら、ゆっくり歩く。
そこにあるのは泉だった。
小さくてとても澄んでいる。
手のひらで水をすくって、そっと口に流し込む。
冷たくておいしい。
傍らにある切り株に座って、泉をながめていると、少しうとうと。
ぽかぽか日差しがあたたかい。
草の地面に横になって、ここで少し眠りましょう。
(2018年10月19日作詩)
眠る前に読んでいただくことで、しぜんに穏やかな眠りにつけるよう意識して書いた詩です。
リラックスできる同じ言葉を繰り返して使ったり、文の初めと終わりの言葉が特に意識に残るようになっています。
「そっと眠りにつく前に」をYouTubeで朗読しています。よかったら聴いてください。
そっと眠りにつく前に by sunnylake - YouTube
*小さな物語
心の中に 湖がある
ひっそりと 佇むように
水晶みたいに 澄みわたり
時に それは翡翠色
水際に 白いゆりが咲いている
その花は 願いごとをかなえてくれる
心に向かって 話しかければ
ゆりの花が 受けとめてくれるよ
鈴のような音を 響かせながら
心の中の湖に さやかな風が吹き渡り
願いごとが きらりと光る
そして いつの日か
心が 幸せで 満たされる
(2018年10月3日作詩)
*私の願い
ひっそりと 佇むように
水晶みたいに 澄みわたり
時に それは翡翠色
水際に 白いゆりが咲いている
その花は 願いごとをかなえてくれる
心に向かって 話しかければ
ゆりの花が 受けとめてくれるよ
鈴のような音を 響かせながら
心の中の湖に さやかな風が吹き渡り
願いごとが きらりと光る
そして いつの日か
心が 幸せで 満たされる
(2018年10月3日作詩)
*私の願い