もみの木

その人は　夢を見ました
もみの木の下に　大切なものがあると

朝　目覚めて　思いました

あの森に　行ってみよう
もみの木を　探しに

歩いていくと　もみの木が　ありました
木のしたを見ると　そこに　金色の星

星は　かすかに　光っています

いつのまにか　もみの木に　
クリスマスの飾りが　きらきら

その人は　もみの木のてっぺんに
星を　つけました

星は　いっそう　輝きます

「あなたにプレゼント」声がして
飾りのひとつが　揺れています

もみの木と同じ　小さなクリスマスツリー
「願いごとを　ひとつ」とメッセージ

その人は　親友の幸せを　祈ります

大切なもの　それは
その人の　優しい心だったのでした


(2021年12月20日作詩)







*ファンタジー

白い羽根

午前中、散歩に行ってきました。

その途中で、白い羽根を2回見ました。

きっと天使からのメッセージ。

見守ってくれているのかな。

そうだといいな。

永遠のひとかけら

冬の空気に　コートのぬくもり

時に　心も寒くなるから
オレンジ色のストーブで　暖めて

心に住む　たいせつな誰かと
そっと　おしゃべり

静かな時間は　そのために

もしも　さみしさ　感じても
ひとりじゃないと　確かめて

ある朝　湖のような心に
一羽の鳥が　舞い降りる

心面に　小さな輪模様　生まれ
尊き生命の　きらめきを　想う

すべての存在は　いつでも　同じ

永遠のひとかけらを
命あるかぎり　願うように


(2021年12月6日作詩)







*大切なもの