sunnylakeのポエムガーデン

自作詩を書いています。
心の風景画が届きますように。

衣替えの季節に

2021-09-27 11:28:52 | 自作詩
街ゆく人が 秋服に 変わる頃
ふと 思った

心も 衣替えするのかもって

ひまわり色から
しっとり 紅色の木の葉のように

だから 心に 
ふわり カーディガン 羽織って

毛糸編みの言葉で 
そっと 包んであげたい

それでも 寂しさが つのったら
熱いコーヒー 飲みながら

衣替えした 心の部屋で
あたたかさを 抱きしめて

そしたら きっと
心の階段を 降りてゆける

秋は 心が深くなるから
大切に たいせつに


(2021年9月26日作詩)







*季節
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朝の心

2021-09-13 13:51:48 | 自作詩
朝の純白な光の中 
清らかな空気を 心に映して

それは 日々 生まれ変わるように
新たな希望に 包まれるように

すべてが 目覚めて
世界が 美しく息づくために

そのとき 胸の奥で 
小さなオルゴールが 歌い出す

守られるべき想いを 静かに 奏でて

少し ひんやりした空気は
自分を 静かに見つめなさいと

そんな 朝の心を 
オルゴールの小箱に そっと 入れて

宝物みたいに たいせつに 守りたい

秋の深い空の下 優しくゆれる 
コスモスの花を 想いながら


(2021年9月13日作詩)







*季節





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ピアノのスノードーム

2021-09-01 11:28:14 | 自作詩
散歩の途中で見つけた ある雑貨屋さんに
スノードームが ありました

中に 小さなグランドピアノ
ひっくり返すと 白いラメが 舞う

「夜になると 不思議なことが起こります」と添え書きが
お店の人に たずねたら 内緒だって

わたしは そのスノードームを買いました

その日は 満月でした
棚に置いたスノードームに 金色の月の光

その時 かすかに音が 聞こえてきました
月のスポットライトを浴びた スノードームから

近づいて よく見てみたら

オーロラ色の服を着た 小さなこびとが 
ピアノを 演奏しているのでした

その音色を 聴いていると
心が 透きとおってゆく感じが しました

一曲の演奏が終わると こびとも消えて
まるで 夢を見ていたよう

明日の晩も きっと 演奏会が あるといいな


(2021年8月31日作詩)




(スノードーム)


*ファンタジー
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