sunnylakeのポエムガーデン

自作詩を書いています。
心の風景画が届きますように。

エメラルドの太陽

2021-03-30 12:07:13 | 自作詩
心の中は まっ白の世界

喜びの花や 悲しみの花
いろんな花が 咲いている

空に輝くのは
かすかにエメラルド色の 太陽

まっ白の世界を 優しく照らす
柔らかい光が 心に広がる

入ってくる 心配ごとも
エメラルド色に 溶かしてしまう

空を舞う 美しい不死鳥は 太陽の化身
心は 永遠に 存在する

不死鳥は 癒しの粉を ふりまきながら
真の幸福を 伝えようとしている

それは 心の奥深くに 灯るもの
誰もが 必ず 持っている

まるで 静かに輝く
エメラルド色の 小さな太陽みたいに


(2021年3月30日作詩)







*心象画
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桜の消しゴム

2021-03-14 17:03:33 | 自作詩
桜の香りがする 薄桃色の消しゴム
きのう 桜の木の下で 拾ったんだ

小さな手紙が ついていて
「心の中に使えます」

さまざまな思いが あふれている
心の中にある 日記

楽しいことや 辛いこと
うれしいことや 悲しいこと

そうだ 辛いことを
桜の消しゴムで 消してみよう

ほのかな香りが あの頃を癒し
笑顔の私が 浮かび上がる

辛さの分だけ 人は 必ず笑顔になれる
どんなことにも 負けないほどに

桜の消しゴムは どんな記憶も 
優しさに 変えてくれるから

いつか 人生を振り返った時
すべてが 愛おしく思えるように


(2021年3月14日作詩)




(2021年3月16日撮影)


*大切なもの
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宇宙の小屋

2021-03-04 15:48:05 | 自作詩
深い樹々の中に 
古びた不思議な小屋が ありました

思い出の部屋を 見せてくれるという
それを知っている若者が 訪ねてきました

小屋の扉を そっと 開けると
なんとそこは 宇宙でした

遠くに見えるのは 太陽
いろんな星が 浮かんでいます

そこへ 一台の車が きました
「さあ、宇宙旅行ですよ」と うさぎの運転手

まわりを見ると たくさんの星座たち
なんて 美しいのでしょう

うさぎは 不思議な歌をうたっています
それは まるで 子守歌のように

若者は いつのまにか 眠っていたようです

目を覚ますと そこは 古い小屋の中
手には 星のキーホルダーが ありました

宇宙にいた時の 遠い記憶
若者は 思い出したでしょうか


(2021年3月4日作詩)



※関連詩「思い出の小屋」の続きです。
https://blog.goo.ne.jp/sunnylake279/e/17b020fb8c5a3658ce8313758367d259



*ファンタジー
コメント (16)
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