sunnylakeのポエムガーデン

自作詩を書いています。
心の風景画が届きますように。

フィルムカメラ

2024-11-22 11:45:02 | 自作詩
戸棚の奥から
古いカメラが 出てきたよ

昔 使っていた フィルムカメラ
手に取って ながめていたら

心に 一枚の写真
目を閉じると 瞼に浮かんだ

パステルカラーの 都会の片隅
そこに 懐かしい笑顔 重なって

遠いところにいる あの人
きっと 元気にしていると

たいせつな 心の写真

胸の奥の 銀色の小箱に 
そっと しまおう

いつか どこかへ 旅に出て
素敵な写真を 撮りたいな

きっと 優しく生まれる 写真
ほのかに レトロな あたたかさで


(2024年11月22日作詩)


    



*大切なもの

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星の宮殿

2024-11-03 11:40:04 | 自作詩
彗星に 乗って
宇宙を 巡る

天の川に 飛び込んだら
まばゆい 光の中

川の底には 大きな鏡
そこに 美しい宮殿が 映る

地球上のすべての人の 心の場所

星の明かりに 照らされて
あらゆる陰は 消えてゆく

人々の夢は 絵画になって
星の宮殿に 飾られて

すべてが 夢に つながっていると
誰もが 尊い現在(いま)を 生きる

一歩ずつ 踏み出すたびに
それぞれの絵画が 煌めき

いつか きっと
ゆるぎない場所に 辿り着くはず

輝く星の宮殿に
深く 見守られながら


(2024年11月3日作詩)







*心象画


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