sunnylakeのポエムガーデン

自作詩を書いています。
心の風景画が届きますように。

月の光のかけら

2023-01-23 11:47:28 | 自作詩
星が きらきら 瞬く夜
とても 静かな海だった

月が 銀の光を
暗い海に 落としていた

銀の光は 無数のかけらとなり
水面に 浮かんでいる

わたしは 小舟に 乗って
小さなかけらを ひとつ すくった

ガラスの器に そっと 入れたら
銀色に光って 魚になった

魚は あぶくで
月のうたを 歌った

それは 砂漠の歌に 似ていた
砂漠は 月の大好きな 場所だった

海と砂漠は 
似ているのかも しれないね

魚になった 光のかけらを
広い海へと 帰しましょう

いつか 遠い異国に 辿り着くように


(2023年1月21日作詩)







*心象画

いつもお世話になっているグランマさんの素敵な絵を詩にしてみました。
グランマさんのブログはこちらです。
「グランマのお絵描き(2)」
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観音様と青い壺

2023-01-13 11:46:20 | 自作詩
その家の 床の間に
青い壺が ありました

ある晩 その壺から
光が 差していました

家の人は 驚いて
壺の中を のぞきこみました

すると その中に
二匹の白いうさぎと 観音様

観音様は まばゆく 光輝いています
うさぎは そのまわりで 跳ねていました

壺の中は いい香りがしています
かすかに 音楽が 聞こえてきます

「皆 健やかであるように」
観音様が 言ったように思いました

観音様は ひときわ 明るく輝くと
うさぎとともに 消えました

そして 青い壺に 
うさぎと観音様の絵が 現れたのでした


(2023年1月12日作詩)







*小さな物語
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ほほえみのすべて

2023-01-03 11:07:33 | 自作詩
思わずこぼれる ほほえみを
ささやかな花束に して

あなたのもとへ 届けたい

冬の日の 日差しのように
虹色に輝く 光のように

少しの寂しさを 温もりに 変えて
あなたの胸の中で 灯るから

新しい年が 始まるとき
心の中に 生まれるページ

色とりどりの花で 飾り
いっぱい 笑顔を 散りばめたい

オレンジ色の
ストーブみたいに 照らしながら

はてしない空に
フェニックスが 羽ばたく

永遠の愛を 伝えるように

そして ほほえみのすべては
あなたの心に いつまでも




(2023年1月1日作詩)


※フェニックスは不死鳥のことです。




*大切なもの



あけましておめでとうございます🎍🎍

おかげさまで、コロナはしんどくならずにすみました。
熱は37度台後半が2日目まで、3日目から午後の微熱が2日続きましたが、
昨日から36度台になりました。たぶん、もう大丈夫だと思います。

皆さま、今年もどうぞよろしくお願いいたしますm(__)m
2023年が、皆さまにとって素晴らしい一年になりますようお祈り申し上げます🌺🐰🌺
コメント (18)
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