秋の空の実

秋になると　地上には　たくさんの実がなるけれど
空にも　実がなるんだよ

空に　大きな木があって　
そこに　七色の実がなるんだ

それは　人の眼には　透明だけど
妖精たちには　見えるよ

その実は　とてもいい香りが　するんだって
食べると　心がすうっとするんだって

妖精たちは　それを　太陽に　おすそわけ

太陽が　その実を食べると
空気が　一層　さわやかになるんだ

空の実は　色によって　味が違うらしい
太陽が　いちばん好きなのは　オレンジ色の実

でも　妖精たちには　内緒だよ
いろんな色の実を　見るのが好きだから

太陽のお部屋には　七色の実が　飾ってある

その実から　光が伸びて
地上に　美しい秋の絵画が　描かれるよ


(2020年9月25日作詩)







*季節

YouTubeで歌っています。よろしければ聴いてくださいね。
https://www.youtube.com/channel/UC8GcHg34r0gZjkWxEtOARIQ?view_as=subscriber

光と意識

悩みは　生まれるものじゃなくて
自分で　作り出している

川のせせらぎに　まかせるように　
澱みのない意識で　生きる

清らかな場所で　呼吸をすれば
心の中も　清められていくように

高い山に　登ることが
日々の目標であるならば

薄暗い場所でさえも　光を見つける
小さな意識が　いつも　前を向くように

大きく深呼吸して　幸せを　吸い込む

人は　心に描くままに　生きてゆくから
いつだって　そこに　太陽を　忘れないで

悩みも　消してしまうほど
心のキャンバスに　光を　増やしてゆこう

一瞬の軌跡を　自分のために
生きることが　宝物になるように


(2020年9月11日作詩)







*生き方

緑のトンネルとお城

夏の終わり　朝の散歩道

木々をながめながら　歩いていたら
緑のトンネル　見えてきた

アーチをつくる　木々の道

中に入ると　涼しい風
さわやかで　いい匂い

トンネルぬけると　目の前に
緑でできた　素敵なお城が

小さな門を通り　中に入ると
そこには　夏の間　咲いていた花たち

ひまわり　あさがお　マリーゴールド・・・

それは　夏のアルバムのように
緑の部屋に　咲く花々

とても　心地いい空間だった

お城から　出てきたら
なんだか　体が　軽くなったみたい

身も心も　癒されて
「ありがとう」ってつぶやいたよ


(2020年9月2日作詩)







*ファンタジー