sunnylakeのポエムガーデン

自作詩を書いています。
心の風景画が届きますように。

なないろの睡蓮

2024-01-29 12:27:30 | 自作詩
その池に
なないろの睡蓮が 咲いていた

ももいろ だいだい きいろ
むらさき みずいろ あか しろ

この睡蓮を 見ると
心が 素敵に変化する

最初に見た 睡蓮の色が
ももいろだと 優しさに

だいだいなら 元気に
きいろだと しあわせで

むらさきは 神秘的
みずいろは さわやかに

あかを見たら 愛あふれて
しろならば 清らかに

その人が 気づかぬうちに
そんなふうに 心が変わる

次々と咲く なないろの睡蓮
その光で 池は 輝いていた

静けさに 包まれ
銀色ただよう 霧の中で


(2024年1月28日作詩)







*心象画
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暖炉の秘密

2024-01-17 11:42:46 | 自作詩
その家には 大きな 古い暖炉

オレンジ色の火が
ゆっくりと 揺らめく

寒い冬でも
春の野原に いるみたい

れんがつくりの その暖炉には
ひとつの秘密が あった

満月の 真夜中1時になると

壁に 出口が 現れて
好きなところへ 行けるという

たった一時間の 小旅行
今日は 夏の北海道へ

札幌と小樽 思い出の街
オルゴール館も 訪れる

駅で その人だけに見える
暖炉行きの列車に 乗って

またたく間に 家に着いたら

真っ暗な部屋
月明かりだけ 煌々と

この次は どこへ 行こう
思い巡らせ 眠りについた


(2024年1月14日作詩)







*ファンタジー
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夢の中の本屋さんで

2024-01-06 11:45:48 | 自作詩
ある街の本屋さん

私は 旅行本の 
ページを めくっています

中に 心惹かれる 写真が一枚

それを じっと 見ていると
いつのまにか 辺りは 外国の町に

どこか 懐かしい感じ
古い町並みが 続いています

ミルク色の石畳を 歩いていると
目の前に また 小さな本屋さん

たくさんの本たち
眠るように 並んでいます

ふと 棚の隅に 目をやると
さっき見たような 本があります

私は 迷わず
その本を 選びます

そこで 目が覚めました

またいつか 夢の中の本屋さんで
幻の本に 出合えたら いいな


(2024年1月3日作詩)







*夢のお話

コメント (14)
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