sunnylakeのポエムガーデン

自作詩を書いています。
心の風景画が届きますように。

天使のハープ

2022-09-26 12:44:22 | 自作詩
秋の空気は ハープの音色
高い空の上で 天使が 奏でる

調べは 青空のように 透きとおり
人々の心に そっと 響いて

秋のメロディが 
心の中で オルゴールになり

たえまない愛を 伝え続ける

夜は 星座の歌に ハープを重ね
地上のすべてを 癒してくれる

天使のハープは オーロラ色
やわらかい光を 映して

ハープの音が 届くたび

心は 空と ひとつになって
憧れの世界に つながってゆく

そこは 神様の本が 読める場所

いつのまにか この地上が 
アプリコット色に 彩られるまで


(2022年9月26日作詩)







*季節
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雑貨屋さんのしあわせの窓

2022-09-16 11:48:55 | 自作詩
北の海辺の 雑貨屋さんに
不思議な窓が ありました

店の奥の窓を 見ると
未来の自分が 映るという

どんな人が 見たとしても
誰もが しあわせになるらしい

窓のむこうに 浮かぶのは
しあわせそうな 笑顔の自分

まぶしい光の中に 佇んでいたり
美しい景色の中を 歩いていたり

未来の自分を見た人に
店主が お守りの品物を 選んでくれます

きれいな置物や オルゴール
万年筆や 鍵つき日記帳
砂時計や ペーパーウェイト
そのほか いろいろ

毎晩 それを 手にとることで
疲れた心を 癒すことができるから

ひととき 自分に 優しくなって


(2022年9月15日作詩)







*小さな物語
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イチゴパフェと夢の魔法

2022-09-05 11:49:17 | 自作詩
イチゴパフェが 評判の
レトロな喫茶店が ありました

そのパフェを 食べると
見たい夢が 見られるらしい

ある女性が そのパフェを 食べにきました
天国にいるおかあさんに 会いたいからと

パフェを食べた その晩に 
その人は おかあさんの夢を 見ました

スズランのブローチを差し出す おかあさん
優しく ほほえみながら

朝 目が覚めると 
枕元に 一枚の写真

夢で見た おかあさんとブローチが 
そのまま 写っていました

「未来に 夢の写真が 実現するよ」 
と 写真の裏に メッセージ

それは 天使からの
イチゴパフェの魔法 だったのです


(2022年9月5日作詩)







*夢のお話
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