sunnylakeのポエムガーデン

自作詩を書いています。
心の風景画が届きますように。

お姫様と青い花

2023-02-24 11:43:53 | 自作詩
森のお城の お姫様

いつも 小鳥と おしゃべりし
花に 語りかけていました

ある日 お姫様のところに
リスが やってきました

お姫様とリスは 
すぐに 仲良くなりました

細い三日月が光る晩
お姫様は リスの夢を 見ました

昔 深い悲しみを抱く人だったと

次の朝 お姫様は リスのことを思い
涙がひとしずく 地面に こぼれました

すると そこに 
一輪の青い花が 咲いたのです

その青い花から 小さな地球が 
生まれて 宙に 浮かびました

その時 リスが 娘になり
お姫様と娘は 幸せに 包まれました

そして 世界中に 
幸福が 広がっていったのでした


(2023年2月24日作詩)







*小さな物語
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透明のアルバム

2023-02-13 11:46:49 | 自作詩
心の中に 一冊のアルバムが ある

それは 目には見えない
心の眼で 見ることができる

生まれた時から 今日の日まで
長いながい日々の 記録

笑っていたり 泣いていたり
喜んでいたり 悲しんでいたり

すべての想いと あらゆる出来事
透明の写真が 並んでいる

人生は 魂の記憶となって
生きるための糧と ともに

それは かけがえのない
祈りにも似た 尊い日々たち

無二のアルバムを 胸にたずさえ
思わずあふれる 感謝の心

明るく灯る キャンドルのような
未来に向かって 歩き続ける

色彩あふれる人生の 
透明のアルバムを 道しるべにして


(2023年2月13日作詩)







*生き方
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霧雨の国

2023-02-03 11:44:54 | 自作詩
ここは 霧雨の国
一年中 雨が 降っています

暖かくて 穏やかな 癒しの雨

太陽は ときどき
明るく 顔を 出します

お花たちは しずくをのせて
うれしそうに 咲いています

木々の葉っぱは 雨に洗われ
鮮やかに 光っています

霧雨が 降ると
パステルカラーに にじむ街角

それは いつか見た 水彩画

かすかな雨音が 静かに
心の中に 届きます

優しさが 胸にあふれて
生きる喜びに 変わります

霧雨の国 虹が かかったなら
たいせつな夢が 叶いますように


(2023年2月1日作詩)







*心象画
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