sunnylakeのポエムガーデン

自作詩を書いています。
心の風景画が届きますように。

おもちゃのゆびわ

2022-02-23 12:19:42 | 自作詩
みつあみの ちいさい女の子

おかあさんに 買ってもらった
おもちゃのゆびわ

きみどりいろの エメラルドのゆびわ

女の子は うれしくて
毎日 指につけて ながめていたよ

ある夜 まっくらの部屋の中 
エメラルド色の光

ちいさなゆびわが ぽっと 光って
ゆびわの精が 現れた

女の子に こう言った
「あなたの愛を 守りましょう」

みつあみの ちいさい女の子
きっと 優しい人に なるでしょう

おひなさまの ぼんぼりみたいな
淡い灯りを 心にともして


(2022年2月22日作詩)







*小さな物語
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人生のチョコレート

2022-02-11 16:09:39 | 自作詩
もしも チョコレートが 人生だとしたら

悩みは カカオ
それだけだと とても 苦い

だけど 悩みが 大きいほど
チョコレートは 高級になるから

それに 自分への愛情という お砂糖を混ぜて

愛情は 多すぎず少なすぎず
ちょうどよい分量で

ある日 幸せを感じたら
ミルクを混ぜて よりおいしく

何か いいことがあったなら
フルーツのジャムを 中に 詰めたり

悩みがない人は ラッキーチョコレート

そして できあがったチョコレートを
小さいおしゃれな箱に 入れて

綺麗なリボンを 結んだら
いつも 頑張っている自分に プレゼント

自らの想いで できた チョコレートは
深い人生の味が する

たいせつな一粒 熱いコーヒーで


(2022年2月11日作詩)







*生き方

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白鳥の春の湖

2022-02-01 11:45:04 | 自作詩
ガラスのような湖に
一羽の白鳥が 舞い降りた

グレー色の水面に 純白の美しい姿

ふと見ると  
白鳥のうしろに 小さな虹が 浮かんでいる

白鳥が 湖面を 進むたび
虹は だんだん 大きくなって

いつしか 湖は 七色に 輝いた

湖のまわりには 
色とりどりの花が 咲き始め

そこだけ 春の国みたい

白鳥は 春の女神だった
ひとあし早い季節を 湖に

あたりに 花の香りが 広がって
ふわり 暖かくなった

もうすぐ 街も 春になるよ
虹色の幸せを 心に 伝えるために


(2022年1月30日作詩)







*季節

コメント (22)
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