sunnylakeのポエムガーデン

自作詩を書いています。
心の風景画が届きますように。

ルビーの花

2021-11-29 11:41:28 | 自作詩
きょうは 街はずれのあの森へ 
お天気が いいから

森にはいると 鳥のさえずり
湿った土の いい香り

紅や黄色のセーター着た 木々

もうすぐ 池が見えてくるはず
小さいけれど 美しい池

そこは 少し 薄暗く
夢の中の場所みたい

ほとりに 花が 咲いていた
バラのような 赤い花

その時 雲が 太陽を 隠し
あたりは いっそう 暗くなる

すると 花が ランプみたいに
淡い光を 灯した

それは まるで ルビーのよう

わたしの心が ほっと 温もる
心に 同じ花が 咲いて


(2021年11月28日作詩)







*心象画
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花瓶の秘密

2021-11-18 21:25:25 | 自作詩
あるお屋敷に
ひとつの綺麗な花瓶が ありました

奥さんが いつも お花を いけてくれます

花瓶は お花たちと
楽しく おしゃべりしていました

もちろん 奥さんは
そんなことは 知りませんでした

ある日の午後
アマリリスとかすみ草が やってきました

アマリリスは 歌のじょうずな お姫様
美しい声で 歌います

花瓶は 初めて 歌を聴きました
心がふるえて 光に包まれるようでした

奥さんは 花瓶が なんだか
綺麗になったみたい と思いました

かすみ草には
花瓶の気持ちが わかりましたよ


(2021年11月16日作詩)







*小さな物語
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限りない愛で

2021-11-09 11:19:00 | 自作詩
心が 空と同じ色になる時
自分の中に 優しさが 生まれる

それは 朝の 尊い瞬間

海に浮かぶ線路の上 走るバスに乗って
窓から 海を見ていた

そんな夢から 目覚めたように

夜には 深く 宇宙とつながり
夢へと続く道を 創る

その時 心は
魂の永遠を 語ろうとするだろう

「心 自由に 宇宙(そら)を 駆け巡る」

ある時 真実を探す 旅人みたいに
草木の香る 散歩道を 歩く

もう一人の私と 話しながら
透きとおる秋の空と 水色の心の空の下

一番 たいせつなものを
限りない愛で 包みながら


(2021年11月8日作詩)







*大切なもの
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