好きな事 嫌いな事

普通の生活の中での、思いついたこと、考えたこと。何かを表現したい、書いておきたいと思った時に、ココで発散しています。

記憶の中の折り紙。

2023-06-20 17:41:25 | ステキな☆リアル・ストーリー
IT系の会社に勤める知人Aさん(男性)、幼稚園の女の子がいる。
もうすぐ七夕ということで、娘さんが幼稚園でならってきた折り紙を
おうちでも一生懸命折っている。
「これはねー、チューリップ」「これはお魚だよ!」そういいながら、
色々な色で、いくつもいくつも、楽しそうに。
それを見たAさんも、「いいなー、パパにもやらせて!」と、一緒に折り紙を折った。
・・・手の動くまま、思い出しながら・・・・
定番のツルはもとより、くす玉、お花、やっこさん、ペンギン、手裏剣、
娘さんより熱中してしまって、とまらない・・・・
パパすごーい!!と言われながら、「そうだろー!とちょっと自慢に想いながら、勝手に手が動く・・・手が覚えている・・・
そして、「あること」を思い出したそうです。

その、「折り紙」を教えてくれた人の事。
それは、小学校の時の担任の先生だった。優しい年配の、女性の先生。
5,6年の時に担任だった「さわこ」先生。

Aさんはちょっと家庭が複雑で、あまりおうちに帰りたくなかった。
「さようなら」をしても、ぐずぐずしていてなかなか帰らなかった。
放課後、花壇のふちに座って足をぶらぶらさせながら校庭で遊んでいる子たちを見ていたり、
朝礼台の上に昇ってジャンプして降りる、を繰り返したり、一人で遊んでいた。
それに気がついたさわこ先生が「どうしたの?」と声をかけてくれた。
今ならすぐご家庭に連絡が行くのでしょうが、当時はおおらかな時代でもあり
教室に残って先生のお手伝いをしてください、といわれた。
学級図書の入れ替えや、プリントの整理など、簡単なことだけど、Aさんは嬉しく思いながらお手伝いをしていた。
そんなある日、もうすぐ七夕という時に、さわこ先生が「折り紙」を教えてくれた。

学級ごとに笹飾りをするのだけど、2組の笹にはたくさん飾りたいから手伝ってね、とのことで
その時にいろいろな折り紙を教わった。いくつも折っているうちに、全部覚えてしまった。
先生はいつも「Aさんは手先が器用ですね。」とにこにこしながらほめてくれた。
Aさんはとても嬉しくなり、家でも折り紙をするようになった。
一人でも楽しめることでもあり、自分から本をみたりして、いろいろな折り方を覚えた。

完成した七夕飾りをクラスのベランダに出すと、2組だけものすごく豪華で、それはクラスみんなの作品に加えてAさんがいろいろな種類を折ってたくさん飾ってくれたからでもあり、校長先生から「一等賞」をもらえた。
それまで友達も少なく、あまり目立たなかったAさんはいちやくみんなから一目おかれ、
折り紙を教えて、といわれるようになり、6年生の時には自分から「折り紙クラブ」を作って仲間を集めた。顧問はもちろんさわこ先生。 学校側から地域の商店街に話をしてくれて、
七夕飾りを商店街の入り口に飾ってくれるようになった。それは20年後の今でも続いている。

そんなAさんだが、中学になるタイミングでお父さんの仕事の都合で遠くへ引っ越すことになった。
仲良くなった小学校の仲間ともお別れ、もちろんさわこ先生とも。
高校、大学と充実した日々を過ごし、就職も希望どおりのところへできた。
同僚の女性と交際から結婚へ、そして女の子に恵まれた。

そして、冒頭に戻る・・・娘さんと折り紙を折っているうちに、「さわこ先生」のことを懐かしく思い出した。
思い出せば思い出すほど、会いたい気持ちが強くなった。引っ越し先の住所を誰にも伝えることなく卒業してしまったので、何年後かに同窓会の通知があったとしても届かなかっただろう。


Aさんは、通っていた小学校に連絡をとってみた。すると、教頭先生が応対してくれて、
遊びに来ませんか、ときさくに返事をしてくれた。なんと「折り紙クラブ」がまだ健在で、地域のお年寄りの皆さんも来てくれて、にぎわっているとのこと。
折り紙クラブの初代部長、という触れ込みで母校を訪れたAさん。みんなに歓迎された。
そして、さわこ先生の所在も知れた。定年退職後は、老人ホームに入所している、とのこと。

Aさんはさっそくそのホームに連絡をとってみた。わけを話し、面会を申し込んだところ、
OKが出た。

海辺の街の、そのホームに行ってみたAさん。約束の日時に、さわこ先生に何十年ぶりかで会える!どんな話をしよう、折り紙クラブのことも話してみよう、そもそも僕のこと覚えててくれるかな?

ロビーで待っていると、「お待たせしました」と、介護士さんが押す車いすに乗ったさわこ先生がやってきた。「先生!」とかけよるAさん。

・・・「はい、こんにちは。」とにこにこしてくれるさわこ先生。「ぼくです、Aです。」と先生の手を握って、懐かしい思いで声をかけると、もう一度「はい、こんにちは。」・・・ちょっと、様子がおかしい・・・そこで、介護士さんから、「昔の教え子さんなんですね。」「はい、そうです。」
「藤枝さん(さわこ先生)、教え子さんですよ。」と、介護士さんもさわこ先生に声をかけてくれたけれど、「こんにちはー。」と、また一言いって、にこにこしてるだけ。

さわこ先生は、認知症になっていた。

Aさんは、悲しい気持ちでいっぱいになったけれど、「そうだ折り紙」と思って、
介護士さんに「折り紙はありますか」と聞いた。プレイルームから折り紙を持って来てもらい、
さわこ先生に教わった折り紙を一生懸命に折って、さわこ先生に手渡した。
「先生も一緒に折りましょう」と、赤い折り紙を一枚手渡した。
さわこ先生は、両手で何回か折り目をつける、開いてまた折り目をつける、ということを繰り返すだけだった。
あんなに、いくつもいくつも、いろんな種類の折り紙を、魔法のように次から次へと生み出した先生の手が思い出されてならなかった。そして、涙が出て仕方がなかった。

先生のおかげで、僕は毎日楽しかったんです。放課後、淋しくなかったんです。
折り紙のおかげで、みんなとも仲良くなれて、少しだけ自分に自信がついたんです。
先生、ありがとう、ありがとうございました。僕はまだ、折り紙が折れますよ。
先生のかわりに、僕が娘に教えてるんです。今度は娘も連れてきますね。

感謝の気持ちとともに、しっかりと握手をして、先生さようなら、お元気で、と
何度も繰り返し、帰路についたAさん。

その後、
娘も連れて行こうと思ったけれど、なんだか胸が苦しくて、なんだかつらくて、
それから先生のところには会いに行っていない、どうしても行けない。
この先もきっと、行かないだろう。人ってそんなものだろう。
そんなものだろうか?僕はどうしたらいいんだろう?
やっぱり行くべきなんだろうか?

と、自分でも答えがわからないからヤマザキさんどう思う?
と相談された話でした。
・・・私だってわかりません~!どう答えても結果重すぎる・・・いい話なだけに。
「それで(行かなくて)いいんじゃないかな。気持ちに正直で、いいんじゃないかな。」と答えるのがせいいっぱいでした。「・・・ですよね。」と、小さな声でうなずいていたAさん。
またいつか、行きたい気持ちになったとき、ふらっと行ってみる、ぐらいに思っている方がいいんじゃないかな。

懐かしい思い出を胸に秘めて☆ これからの毎日を一生懸命、生きていけばいいんだと思います。
優しくしてくれた先生の思い出☆Aさんの心の中からは、きっと消えないはずだから。


PS.・・・認知症が治る薬ってできないかな。

(@^^)/~~~
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10年後の再会.。:・☆

2022-08-26 21:19:18 | ステキな☆リアル・ストーリー
久しぶりに美容室へ.。:・・.。:*・★
来月から値上がり、とのことなので、カット&パーマ&カラー
と、全部お願いしました(*^▽^*)
すっきり!!きれいになって、秋に備えます٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

美容室といえば当世浮世床☆ いろんな噂話、ご近所の話題、あれこれつきないのですが、
今日びっくりしたのは びっくりというか そんなことがあるんだ、と思ったのは
担当の美容師さんから聞いたこの話↓
お客さんの娘さんが、結婚することになった、という話で
それはおめでたいですね といったところから
「それが、びっくりなんですよ。」と。

娘さんは少し身体が弱く、学校を休むことが多かった。
勉強についていけなくなると困るからということで、
小4になったときから、「家庭教師センター」みたいなところにお願いし、家庭教師を頼んだ。
来てくれたのは、大学2年生のお兄さん。とても優しくて、わかりやすく教えてくれたそうです。
週1回、春夏冬の長期休みや先生の試験期間などは除いて、小6まで教わっていた。

中学になると、娘さんは身体も丈夫になり、家庭教師はやめて、塾へ通うことにした。
部活と勉強を両立させ、高校から大学へ。
先生になりたい、という希望をもち、大学では教職課程をとって、教育実習へ行った。

そうしたら
教育実習へ行った先の中学で、なんと☆家庭教師で来てくれていた先生と再会した!
先生は、理科の先生になっていた。

その後は、お察しのとおり(^^)/ 再会をきっかけに、交際するようになり、
このたび結婚へと。娘さんは25歳(早生まれなので1月に26だそうです)先生は35歳。
10歳(小4)と、20歳(大学2年)で出会って、その10年後・・・・
20歳の女子学生と30歳の社会人として再会。交際して、5年後に結婚。

うわー、素敵ですね!!と、言うと「ですよねー、なんだか映画みたいですよね。」と美容師さん。
ほんとほんと、こんなことってあるんだ・・・

娘さんは国語の先生なので、先生カップルの誕生です☆
お互い助け合って、どうかお幸せに、と思うばかり。

人の縁て、見えないところでつながってるんだな☆
ひとりひとりの縁を大切に、と思った出来事でした°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°


明日はテニススクールです 先週は貧血起こしちゃって・・・ちょい不安だけど、
がんばってきまーす!!!

みなさまも、どうぞ良い週末を.。:・・.。:*・★

(@^^)/~~~
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小さなバスの窓から

2020-10-20 10:03:39 | ステキな☆リアル・ストーリー
昨日の出勤時、職場近くの大通りで信号待ちをしていたら、片側3車線のうち、一番歩道よりの道路を介護施設の送迎バスが走って行くのが見えました。走るといっても混んでいるので、ゆっくりめのスピードでした。

10人乗りくらいの大きさの送迎バスには、中央の窓際の席に上品な感じの白髪のおばあさんがたったひとりで、座っていました。
私はなんとなく、「ああ、おばあさんが乗っているなあ」と思って視線を送っていたのですが、
そのバスの窓越しに、たまたまこちらを見ていたおばあさんと目が合いました。
その瞬間、おばあさんは私を見て、誰か知ってる人に会えたみたいにパッと明るい笑顔になり、私に向かって、走る窓からニコニコ会釈してくれたのです。

咄嗟のことでしたが、私も反射的に笑顔になって、バスのおばあさんに同じように歩道から会釈して見送りました。

もちろん、全然しらないおばあさんです。もしかしたら私のことも、知っている誰かと間違えたのかもしれません。

それでも、なんだか嬉しかった。*:゚(♡ˆoˆ﹡)゚:*。

おばあさん、施設の人やお家の人などに、「今日、バスに乗ってたら、~~さんがいたのよ!にっこりしてくれたわー!」
などと、話しているかもしれません(#^.^#)

知らない人と目があった、そういうことってたまにあるけれど、照れくさいようなヘンな気持ちがして
思わず目線をぱっとはずしてしまったり、下を向いてしまったりしませんか
なかなか、とっさに笑顔になったりはできない・・・・

でも、誰だって、つん!てされるようり、にっこりされたほうが百倍いい!
努めて「笑顔」をこころがけましょう.。:・・.。:*・°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°みんなが、あったかくなる(*^^*)

春先からの生活の変化が、目に見えないストレスになっていて、みんなどこかしら不安を抱えて暮らしている。
こんな時に必要なのは、小さなことでもいいので、「気持ちがあたたかくなるようなもの」ではないでしょうか。:・・.。:*・★

一番カンタンなのは「にっこり笑顔」(◍•ᴗ•◍).。:・・.。:*・

今日はいいお天気\(^o^)/ 心も、身体もぽかぽかです(*^_^*) 
☆Allways Smile☆

(@^^)/~~~



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白杖の列.。:・・.。:*・☆

2020-09-28 10:58:46 | ステキな☆リアル・ストーリー
夕方の、少し遅い時間に駅前まで買い物に行きました。
バス通りは、歩行者天国になっていて、人通りが多いので、そこから一本入った裏通りを歩きました。
この通りは、車1台やっと通れるぐらいの狭さなのですが、お花屋さんがあったり、昔からのお肉屋さん(お惣菜も美味しい、)や、一杯飲み屋さん、焼き鳥屋さん、ラーメン屋さん、オシャレなシフォンケーキ屋さんなどが並び、「庶民」の暮らしを支えてる感じがして、好きな道なのです。
お花屋さんも、お肉屋さんも、娘の小学校の時の、同級生のおうちです。

 その道を歩いていくと、向こうから2列になって歩いてくるグループの方々がいました。
若い人から、結構なお年の方まで、年代は問わず、でもきっちり2列に並んでいる。そして、並んだまま、右側にある居酒屋さんに元気よく入っていかれました。
 元気よく、というのは、聞こえてくる会話が、とても明るい声で、挨拶の声などもよく響いて、気持ちがよかったのです。「こんにちはー!」「おじゃましますねー!」などと。
 お店の方も、予約の方たちだったのか「お待ちしてましたー!お席、こちらでいいですか」と、こちらも笑顔で、明るい声。
 楽しそうだな、何の集まりだろう・・・と思って、ふと見ると、2列に並んでいる一方の方たちは、みんな白杖を持っている・・・・ 白杖(はくじょう・目の不自由な人が使う白い杖)をしっかり持っている人と、そのサポートをする方、が横に並んでいたので、「きっちり2列」だったのでした。
 そのペアが、5組ぐらいいらっしゃった。少し若い男の子が、年配の男性にサポートされていたり、またはその逆だったり、男女問わず、助けたり、助けられたりということが、ごくごく普通になされている感じで、そしてとっても楽しそうで、その方たちがワイワイと席につきつつあるお店の前をすれ違いながら、ちょっと・・・・泣きそうになった。
 本当は、こういう風景が日々身近になければいけないんだと思って。

 新型肺炎の影響で、、あれもだめこれもだめ、あっちにも行けない、こっちにも来ないでという日々が続きました。
まだ、続いています・・が、終わりは見えてこないとはいえ、少しづつでもお店が再開したり、感染対策には気を付けつつ、身近な所への行き来は前よりもしやすくなってきた感じです。

 普段だって、出歩くのには苦労なさっているであろう視覚障碍者の方たちが、こんなふうに明るく笑いながら、街に出て、居酒屋さんで楽しく飲んだり食べたり、サポートの方たちも一緒になって楽しんでいる。
いいなあ、いいことだな、みなさん、本当に楽しんで!と心から思いました。
 うちは、旦那さんの左目に障害があるので、この光景を見て、余計に胸にせまるものがあったのです。

 そして、この裏通りを抜けたところには、神社があるのですが 
ふと、神さまというものが陽の光のように、「誰に対しても本当に平等な感じ」がイメージされて、そのことがなんだかとても嬉しくなりました。


今日は抜けるような青空、この空の色さえ万人に平等。陽の光を、たくさん浴びましょう.。:・・.。:*・☆
よい1週間になりますように(^_-)-☆


(@^^)/~~~

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いつだって翔べる.。:・・.。:*・

2020-07-19 00:10:40 | ステキな☆リアル・ストーリー
娘が小学校の時に知り合ったYさん☆
たまに、スーパーでばったり会ったりして、そんなときにはひたすら立ち話か
場所を変えてスタバに行ったりすることが何回かありました
先日も、スーパーでばったり!あらこんにちは!からの・・・今は立ち話もできません(^-^;
よかったらこれからうちに来ない?と誘われてそれはもう喜んで!
Yさんのおうちは、スーパーの近くのマンションです。
何回かおじゃましたことがあります。
「いつもきれいにしてるわねー」「あら、そんなことないわよ」
なんて、ありがちな会話(^_-)-☆でもほんとうなの。いきなり、お友達を呼べるってレベル.。:・・.。:*・★
紅茶を出してくれて、最近、どう?から始まるあれこれ。
コロナで太ったのよとか、駅前のブティックが潰れたとか、新しい串焼きやさんができたとか、
秋山さんの所(この方もママ友)の猫が逃げて行方不明とか、そのあと郵便局の裏でみつかったとか、
まあ、ご近所のたわいもない話です。でも、今はこういう時間がホントに貴重(*^-^*)

そうこうするうちに、Yさんのスマホへ電話があり、「あ、ちょっとごめんね」といってキッチンのすみっこへ行って何か話している。
すぐ戻ってきた。ちょっと、そわそわしてる・・・・「何か、急ぎのこと?」と、聞いてみたの。そしたら、

Yさんはちょっと、泣きそうになって
「あの、カケルが今日は友達とサイゼ(サイゼリア:近所のファミレス)に行くから晩御飯いらないって。」と。
「あ、そうなんだ、」と答えましたが、そこではっとした・・・
カケル君とは、今中学3年生の弟くんなんだけど、そうだった、小学校5年生ぐらいから引きこもりがちになり、不登校になっていた。
Yさんから、なんとなく話は聞いていたけど、その後どうなったか、こちらから聞くことはしなかった。
娘たちは高校は別になったので、娘経由で話が入ってくることもなかった。
カケル君、どうしてるだろうね、で終わっていた。

そのあと、紅茶を飲みながらYさんが話をしてくれた。
カケル君、心療内科やカウンセリングにも行ったけれど、それ以外はおうちから出るということができなかった。家族とは普通に話せる、学校に行けないだけ。
外出は、たまにコンビニに行くぐらい。それも、週1度か2度。さっと行ってさっと帰ってくる。

コロナ自粛の時、たまたまコンビニで幼稚園のときの友達ヨシキ君と会った。
「ヨシキと会ったんだよ」とは、教えてくれたそうです。
ヨシキ君は小学校2年の時大坂に引っ越して、最近こちらへ戻ってきたらしい。
自粛でヨシキ君も学校がお休みで、昼間暇なんで会おうよ!と誘われて、ちょっと会ったりしていた。だんだん、外に出られるようになって行ったカケル君。

さっきの電話は、そのヨシキ君といっしょにサイゼに行くからご飯いらない、という連絡だったそうです。

学校に行けない、外出できない、というだけでものすごい心配だったと思う、
それが、友達とサイゼでご飯食べてくるというレベルまで復活した。
嬉しいよね*:゚(♡ˆoˆ﹡)゚:*。 それは、うるうるしてしまうよね・・・
カケル君は、ヨシキ君が通っている高校受験の予備校の、オンライン講座も受けたいと言って来
たそうです。
友だちの影響ってやっぱり大きい。よかったねカケル君。
幼稚園のときは、カケル君の方が体格が大きくて、どちらかというとヨシキ君が付いて回っていた感じだったそうです。小学校1,2年も同じクラスで、いつも仲良くしていたそう。
仲良しだった思い出は、ずっと消えない宝物°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

ずっと前、Yさんと知り合った頃、弟さんの「カケル」ってどういう字書くの?と聞いたら
「『飛翔』の『翔』って書くの。」と、ニッコリ答えてくれたYさん(*^-^*)

大きくなってからは一度も会ったことのない彼に、何故か親近感を感じてしまうのは、小さかった彼の可愛い姿を覚えているから。

Yさんとも母親の気持ちという部分で、共感出来るというだけでなく、それ以上に気持ちが話の中に入り込んでしまって、私までちょっとうるうるしてしまった出来事でした。

いろんなことがあったかもしれないけど、きっと名前の通りに、輝く未来へ飛翔!.。:・・.。:*・★
大きく羽ばたいていくカケル君の姿が、目に浮かびます(^_-)-☆ 人間、いつだって翔べる!!

・・・「かける」で変換してみて!「翔」って、すぐに出ます.。:・・.。:*・いい字、だな(*^-^*)

がんばれ、Yさん、カケル君!!

(^.^)/~~~
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親孝行レストラン☆

2019-12-02 18:00:51 | ステキな☆リアル・ストーリー
12月になりました.。:・・.。:*・★
もうすぐ(といっても、あと3週間あるけど(^^♪)☆クリスマス☆
今日は、ちょっと心温まるお話です

ランチで入った街角のレストラン 創業も古く、お客様も年配の方がほとんどです。
日替わりのランチメニューをはじめ、いろいろ美味しそうな洋食メニューがたくさん。
いつも、混んでいます。順番待ちをすることもある。

今日は、ラッキーなことに、すんなり入れました。
「おひとり様ですね、こちらのお席へどうぞ」と、中程の二人掛けテーブルを案内され、
そちらへ着席。
日替わりのランチメニューをお願いして、お水を飲んでホッと一息。今日は、ヒレカツ定食よ(^_-)-☆

そこへ、斜め前の席に、二人連れの方が座りました。
70~80代の年配の女性と、40~50代の男性の方でした。

たぶん・・・お母さまと息子さんだろう、と思いました。
「こっち、杖おこうか」「だいじょうぶ」「寒くない?」「だいじょうぶ」と、
あれこれ気を回している男の方。
女性の方は、何を言われても、「だいじょうぶ」「だいじょうぶ」と、にこにこしていたの。
介護も必要な感じでしたが、お食事は好きなものを召し上がれるのかな。
今日は、息子さんが、気晴らしに外へ連れ出した・・・と、いう感じでした。

私はいつも(時間がないし、すぐ出てくるから)日替わりランチですが、とても美味しいの。
今日の日替わりは何?と、楽しみなぐらい。

斜め前のお二人は、日替わりではなく(^_-)-☆ゆっくりと、メニュー表を見ながら
息子さんがひとつひとつ説明してあげてる感じでした。

「ええと、これは、~~と~~が一緒にくるんだって。こっちはどう?え?多い?
じゃあ、これは?グラタン。おかあちゃん、グラタン好きでしょう。」ああそうね、それにするわ。やっぱり、「おかあちゃん」なんだ(*^-^*)やさしい息子さん。
しばらくして、
息子さんの方に、おそらく「ミックスグリル」と思われるご馳走がはこばれてきました☆
とっても大きなエビフライとあつあつのハンバーク、そしてヒレカツが大きなお皿に乗っている・・・うわぁ、美味しそう!お母さまの方へ、グラタンもきました。
瓶ビール1本、息子さんが自分のグラスと、お母さまのグラスについで

そして

「・・・おかあちゃん、おたんじょうび おめでとう。」


.。:・・.。:*・★.。:・・.。:*・★.。:・・.。:*・★


お母さんのお誕生日だったんだ(*^-^*)
何か私、ヒレカツを食べながら、じーんとしてしまった・・・

息子さんは、エビフライもハンバーグも、小さく切って、少しずつ取り皿に載せて
お母さまにすすめていた。「おかあちゃん、これも食べなよ。おいしいよ。」って。
お母さまはやっぱり「ありがとう、ありがとうね。」と言って、にこにこしていた。
にこにこしながら、少しずつ、グラタン、ハンバーグ、エビフライと、召し上がっていた。


大好きな人と 大好きなものを にこにこしながら 食べること なんて幸せなことなのでしょうか
お店の方もにこにこ(*^-^*) 気がついた、回りの方もにこにこ(*^-^*)しあわせな空気でいっぱい.。:・・.。:*・★


外へ出たら雨"(-""-)" でも、心はぽかぽかな、ランチタイムの出来事でした☆


PS(追伸)
みんな、急いで!!!\(^o^)/
池袋のアメリカン・イーグル 12月末で閉店ですって!!
それにともない
なんと 店内全点70%オフ!!!!!!!!!!
ちょっと覗いてみるだけと思いながらセーター2枚とTシャツ2枚購入しました
だって70%オフよ!?(*^-^*) もう、店内ヒートアップ!買わずにはいられない!
どんどん品数やサイズがなくなっています。可愛いセーターとかお部屋着、ジーンズなんかはまだまだありました(*^^)v
まだ、間に合うと思う!!


(@^^)/~~~




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すれ違った人☆

2015-05-20 16:33:09 | ステキな☆リアル・ストーリー


今朝、すれ違った人.。:・・.。:*・★


私はこちらからまっすぐ歩いて行く、するとあちらから年配の女性の方が歩いてくる。
歩道の、電柱がありやや狭くなっているところで、ちょうどすれ違うかな、と思って歩いていった。

女性の方は、その狭くなるほんの少し手前で、身体を斜めにして私が通るのを待っていてくれた。
「あっ、すみません」と思わず声がでて、狭いところを足早に通りすぎ「ありがとうございます」と言った。
その方は終始にっこりと、「いいえ…」と言ってくれた。

私は少し大きい荷物を持っていた。だから、先に通してくれた…


こんな時、我先に通る人もいるだろうし、お互い何も気にせずぎりぎりですれ違うこともある。



.。:・・.。:*・「譲る」って、美しいと思った。♪.:*:’゜☆.:*:’゜



(^.^)/~~~
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迎えにきたハト☆

2015-04-21 13:35:14 | ステキな☆リアル・ストーリー
中学生になった娘の教室は3階にある。

ある日の授業中に、ものすごい勢いで、1羽のハトが「バーン!!」と、窓にぶつかって来たそうだ。

ガラスがわからなかったらしい。

先生も生徒もびっくりして、教室は大騒ぎになり、みんなハトを心配した。

ハトは、しばらくベランダにうずくまっていたが、先生が様子を見ようとすると、弱々しく飛び立ち、

校舎の横の電線になんとか止まった。

止まったはいいものの、背中を丸めてぴくりともせず、全然動く様子がない。

落ちてしまうんじゃないか、飛べないんじゃないか、

授業を続けながら先生も生徒たちもチラチラとハトを気にしていたそうだ。


10分か15分経った頃、別のハトが1羽飛んできて、傷ついたハトの隣に止まった。

2羽は、しばらくの間、ぴったりと寄り添って電線に止まっていた。

それから、「パタパタパタ!」と、勢いよく、一緒にどこかへ飛んでいった。

授業中だったけれど、みんなが見ていて、みんながほっとした。



この話を帰宅してから一生懸命話してくれた娘のひとこと:

「…きっと、ハトのお母さんがお迎えに来たんだね!」


ハト、おうちへ帰れてよかったね!!

 


(^.^)/~~~
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賢者のお買い物☆

2015-04-20 14:52:58 | ステキな☆リアル・ストーリー
家族でアウトレットモールへ行ったときのこと。

下の子と旦那さんはアイスクリームを食べに行く。

私と娘でお洋服を買うことにして、一緒に入ったお店は、とても広くて混雑していた。

目に入るもの、全部が可愛くてステキ、手に取ってみたい!と思われる。

それぞれ買いたいものが違うので、「15分したら1つだけ選んでレジのあたりに集合!」ということにした。

さあ!どれが似合うかな?


15分後

レジの前に行った私たち お互いに、1つ、手に持っている。

そしてお互いニコニコして駆け寄る。

「ママ、これどうかな?」
「これいいと思うんだけど、どう?」


私たちが持っていたものは

娘が持ってきたのは私に似合いそうなセーター

私が娘に広げて見せたのは、14歳の女の子に似合いそうなワンピース 


そうして、お互いに「あららら!」と笑いあった。


混んでるお店で15分間、一生懸命選んでいたのは、お互いが喜びそうなものだった。



(^.^)/~~~

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口角5ミリのしあわせ☆

2015-04-17 21:03:32 | ステキな☆リアル・ストーリー
朝、電車に乗ろうとしたとき、どこの入り口もいっぱい…

大勢の人に紛れて、乗れそうなところを目で探しながらホーム際を急いで歩いていた。

その時、あるドアの入り口にいる女性が目に留まった。銀髪をシニョンにまとめた、地味な服装のおばあさん。

その人は、ほんの少しだけ、微笑んでいた。

誰に、ということではなく、誰にでも、微笑みかけている…ように思えた。

なぜなら、口角がちょっと、上がっていたから。

思わず、その人がいるドアの所へ乗った。優しそうだったから。

どこも同じようにぎゅうづめの通勤電車、どこに乗ってもたいして変わらない。

でも、その人がいるその場所へ、惹きつけられた。

動き出した電車、先程のおばあさんを見ると、ずっと口角が5ミリあがってる。

意識してやっているのか、もともとそういうお顔つきなのかはわからないけれど。


そのおばあさんが2つ隣の駅で降りたあと、入れ替わりで私がドアのところへ立った。

いつもはしっかりつかまって立ってるだけ、なのだけど、おばあさんの真似をして、

口角を5ミリ 上げてみた。 いいなあ、と思ったので。


そうしたら、次の駅でも、その次の駅でも、ちらっとこちらを見て、乗り込んでくる人が、他のトビラに比べて多いようだった。

本当に一瞬、ちらっと見る。小走りだった足を止めて、吸い寄せられるように乗ってくる。中には、目が合う人もいた。

そして、乗ってくるとき、乗り込んだ後には、みんな口角が5ミリ 上がってる…ように、見えた…


「ほんの少しだけ微笑んだ人たち」をたくさん乗せて、通勤電車が走っていく。



(^.^)/~~~

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ポケットがいっぱい☆

2015-04-16 17:18:28 | ステキな☆リアル・ストーリー
6階の教室で授業をしたあと、エレベーターがいっぱいだったので階段で降りることにした。

7階からも降りてくる学生がたくさんいて、その中に去年教えたAさんがいた。

私を見つけて、「お久しぶりです、これどうぞ!」と、「小枝(チョコレート)」をくれた。

ありがとう、と受け取り、階段を下りていく。

5階の踊り場で、下から昇ってくるBさんとすれ違った。この子も知って入る。

Bさんはお友達と一緒だったけれど、立ち止まってきちんと挨拶してくれた。

「お元気ですか?」と聞くと、「はい、元気です!」とにっこりしながら「エンゼルパイ」をくれた。

また、降りていくと今度は4階でCさんと合流した。Cさんは「いちごみるく」をくれた。

続いて、3階では留学生のみなさんがおしゃべりしていた。その中のDさんも去年教えた生徒。かけよってきて、「先生にあげようと思ってました」と、台湾に帰ったときのお土産という「パイナップルケーキ」をくれた。

2階では教室の前にいたEさんからピーナッツのお菓子をもらった。


1階についたとき、私のポケットはお菓子でいっぱいだった。


お菓子と愛情と感謝の気持ちで、ポケットがいっぱい。


みなさん、どうもありがとう。




(^.^)/~~~

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風の日の出来事☆

2015-04-15 16:23:03 | ステキな☆リアル・ストーリー
バスを待っていた時のこと。

ジュースの空き缶が道路に転がっていた。

強い風のせいで、コロンコロンカンカン!カンコロンコロン!

派手な音をたてて、あっちへ行ったりこっちへ行ったり。

車が来たら危ないな、と思いながら、その空き缶を目で追っていた。

いっそ、道路の向こう側まで転がって行けばいいのに。

でも、空き缶は道路の真ん中あたりを行ったり来たり。

もうすぐ信号が変わる…車が来る!


その時、通りかかった一人の少年が、ぱっ!と走り出してその空き缶を拾い、

道路の向こう側に渡った。

そこにはコンビニがあり、少年は拾った空き缶をお店の前のゴミ箱へ捨てた。


そして、何事もなかったようにそのまますたすたと歩いて行った。


神様☆ この少年に祝福がありますように!



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コメント
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