小学3年生か、4年生の時の話です。
私と、5歳下の弟と、母とで、お昼ご飯を食べていた。
平屋の、木造家屋・真ん中に位置する4畳半である。
たんす・鏡台・仏壇などがある部屋で、ちゃぶ台で食べている。
塩鮭やきゅうりのおつけものなど。
ごはんを食べていると、突然、私の耳元:右側 から、「バカ!」と言われた。
驚いて、「え?誰か『バカ』って言った?」と私が言うと、
母と弟は不思議そうな顔をして、「言ってないよ、誰も。」と言う。
私の右には当然誰もいないし、母も弟も普通にごはんを食べているだけである。
「今、誰か『バカ』って言ったよ。」とまた聞くと、
「気のせいだろう」と、言われて、それで私も黙ってしまったのだが、
でも、確かに言われたのだ。誰かに、はっきりとした大きな声で、「バカ!」と。
知っている人の声ではなかった。でも、大人の人の声だ。男か女かはわからない。
それで、声が聞こえた私の右側はお仏壇だった・・・ということではないが、
・・・その日は祖母の命日だったのである。
私と、5歳下の弟と、母とで、お昼ご飯を食べていた。
平屋の、木造家屋・真ん中に位置する4畳半である。
たんす・鏡台・仏壇などがある部屋で、ちゃぶ台で食べている。
塩鮭やきゅうりのおつけものなど。
ごはんを食べていると、突然、私の耳元:右側 から、「バカ!」と言われた。
驚いて、「え?誰か『バカ』って言った?」と私が言うと、
母と弟は不思議そうな顔をして、「言ってないよ、誰も。」と言う。
私の右には当然誰もいないし、母も弟も普通にごはんを食べているだけである。
「今、誰か『バカ』って言ったよ。」とまた聞くと、
「気のせいだろう」と、言われて、それで私も黙ってしまったのだが、
でも、確かに言われたのだ。誰かに、はっきりとした大きな声で、「バカ!」と。
知っている人の声ではなかった。でも、大人の人の声だ。男か女かはわからない。
それで、声が聞こえた私の右側はお仏壇だった・・・ということではないが、
・・・その日は祖母の命日だったのである。