英語で人生修行していこう!

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独学で英語の上級をめざしています

『苦手にもあえて挑戦』朝日新聞12月28日27ページより

2011-12-29 19:42:00 | 日記
教育のコーナーでまるで自分の学生時代のころのような
ルミさんという女子大生のことが書いてあり
かなり共感したのでご紹介したい。
http://digital.asahi.com/20111228/pages/life.html

彼女は現在ICU(国際基督教大学)の学生。
でも高校生の頃、学校で浮いた存在になって不登校。
その後、若者向け世界1周船の旅に参加後
現在の大学に入学し、現在に至っている。

陰鬱とした不登校の後、船の旅で出会ったのは
自分と同じ「普通からずれた若者」だったという。

私が自分と同じだなぁって思ったのは、
彼女の性格での記述のこの部分:
「ルミさんは強くて不器用な人だ。自分の考えがしっかりある一方、空気を読んで適当にしゃべることはできない。理由を知り、深く考えたいタイプでとにかく覚えろ、という学校や塾の受験勉強は体が拒否。」

私がやっと自分が特殊で中々友人と言える人物に巡りあえなかったのも
ルミさんと同様に自分が普通からずれた人だという自覚がもてなかったせいだ。

逆説的すぎるが、学校があまり好きじゃなかった私が
学校の教師と結婚するなんてなぁ~って思ったりする。

不器用な人という部分は激しくルミさんと私は似ている。
特に何か自分の好奇心を刺激する事象に出会うと
その本質をどうしても知りたくなったりする。

またそんなに激しく反応しなくてもいいのに、というような
瑣末なことにずっとこだわり続けたりするのだ。
いや~時々もてあましたりしてました。

あまり感動しすぎる物語や社会派のルポなどを読んで
一晩中泣き明かしたり、眠れなかったりなんてしょっちゅうでした。
それを誰かに話してコメントをもらいたい、とか
そんな厄介な性格の持ち主なんですよね。
泣きすぎて人相が様変わりして学校ずる休みしたこともあったなぁ~。

ルミさんはありのままの自分でいられる環境を探して
英語をツールにして異なった文化の人と寮生活をするICUで学んでいる。
私にはそんなことを可能にできる環境で育たなかったため
今のような状況に落ち着いているように思うのです。

ルミさん、まだまだいくつかのハードルがあるでしょうけど
貴女のままで良いところを伸ばしていって欲しいと
そんなふうに思ったりしました。

対人関係のコミュニケーションのスキルは、学校や塾での学力のノウハウより
ずっと大切だと私は思っています。

なぜなら孤独は人を大きくするけど、孤立は人を凶器に変えたりする。
誰かと繋がってその人からのフィードバックを鏡に映る自分のようにして
ようやく自分がどんな人間なのかわかるから。
まず最初にあるのは、豊かな人間関係の育み方のように私には思えるのですよね。