英語で人生修行していこう!

50代で塾講師
独学で英語の上級をめざしています

ただ今上映中の映画

2012-12-17 09:14:54 | Something beautiful
'First Position',ご存知ですか??

世界最大のバレエ競技会、YAGP(Youth America Grand Prix)2011のドキュメンタリー映画が現在全国大都市のミニシアター系映画館で上映中です。


悲しいかな、寂れた地方都市の私の住まう街には上映されないまま終わりそう。
ということで、amazon経由で取り寄せました。

著作権と上映権の関係で、地域コード(リージョンコードとも言う)が日本とは変えてあります。
え?じゃ、どうして??と思われるでしょう。

ダンスの先進国、欧米の映像をいち早く見たかったので、
リージョンフリーのDVD機種を10年以上も前から購入済みなんです!
ええやろ~~と誰かに吹聴したくなるほど(心が狭いな汗)。

現在字幕に聴覚障害者向けに設置してある英語字幕を見つつ
2度目を見ている最中です。

1度目は自分のリスニング力に頼ってみましたが、
いや~おぼつかないこと夥しいことといったら。
自分がすごい英語力があるなんてユメユメ奢ってはいけないと自戒します。

この映画の中で誰もが一番感動するのは、
世界でも最貧国、シエラレオネから米国・富裕のユダヤ系夫婦に養子縁組された
ミカエラという十代の黒人少女でしょうか。

色素異常の遺伝病っぽいものも散見される彼女が、
自分の両親や親族、孤児院の教師がどのように目の前で惨殺されたか
涙ながらに語るシーンが印象的です。

また初老と思える私ほどの養父母が
彼女と孤児院でいっしょに育ったもう1人の養女と
4人家族として一致団結しつつ、
ミカエラの夢に寄り添っていくのも希望が持てます。
多文化国家のアメリカの底力を見る思いがします。

バレエのような身体を使って言葉をこえた表現をしようとすると
生身の身体なので故障が絶えないわけです。
ダンサーの足、見たことがありますか?
すごいんですよ、もう自虐の極地です!

以前読んだ記事では、トゥシューズを履くことがあまりに辛いので
生肉を足先に詰めてみたことがあるというバレリーナの話も知っています。
自分で剥がれかけた爪をむしりとるなんて日常茶飯事のことみたいです。
はぁ~~、だから触れたら折れてしまいそうなバレリーナが
実は男勝りってのは当り前です!
精神のほうが肉体を上回らないとやれない職業だからかもしれません。

NHK教育CHで毎年5月あたりに放映されるローザンヌバレエコンクールってのは
日本人によく知られているのでご存知でしょう。
このアメリカでおこなわれる競技会は裾野がローザンヌよりずっと広いのが特徴です。
世界各地で予選がおこなわれるのです。
アジア勢が常に上位を占めるのは、野球でも同様なのだけど
基本が非常に正確だということの結果でしょうか。

私は自分が英語を続けてこられたのも、
ダンスが好きだったことも一因としてあるなぁって思います。
逆説的にいえば、その世界で英語を媒介にして自分の思いが達成できれば
他の野心がかすんでしまいそうです(汗)。
でもなぁ~。
日本人ピアニストの母とアメリカ人実業家の父の間に生まれた,
13歳のMikoさんと弟君が話す
ごく日常的な話も聞き取れないってのが判明するとかなり凹みますね。
ま、私の実力なんてこんなもんなんやな、
とフンドシの緒を占めなおすよいきっかけになります。