英語で人生修行していこう!

50代で塾講師
独学で英語の上級をめざしています

成熟するって何やろね??

2013-02-11 13:00:10 | 日記
昨日の朝日・朝刊、読書欄、『売れてる本』より■55歳からのハローライフ/村上龍。

青年心理、特に引きこもりの心理で有名な精神科医・斉藤環氏がこの「ハロー~」について書評を書いています。

「成熟」なき時代に希望を探る、という副題がついている。
うぅ~ん、成熟かぁ。

まさしくドンピシャ55歳なんですけど????
自分が成熟した人間だとホンマに言い切れるかなぁ・・・・・。

わが子たちがお世話になっていた現在のパート仕事の塾での講師仕事も
塾長先生の命令で受け持つことになる生徒の皆さんからは
先生と呼ぶかどうかは、彼ら(彼女ら)に一任してある。
というのも、英語の1学習者として先にいるだけという私なりの考えから。
先にいるから、偉いんだという思い込みは絶対にしないと心に決めている。
これも実は何も立派な考えからこうなっている訳じゃないのです。

私より先に1級ホルダーになった以前のクラスのメンバーから
かなり露骨に差別的発言をされたことが発端。
そういう経験知から、知識の多少で決して威張ったりする人間にはならんぞ、と
心に誓ったに過ぎないのです。
それから考えると、まぁ、私なんかも成熟した人間とは程遠いなぁ。

話を該当する村上作品に戻すと・・・・・。
なんと2030年には50-60代が単身男性が4人に1人となるという!
この中には、ずっとシングルもいれば、シングルアゲインという男性もいるんだろうな。
もちろんオヤジ化したシングル女性も心理的には同じような寂しさを持つだろう。

自分が55歳になってみて思うのは「ちっともしっかりしてないぞ」という気持ち。
仕事柄、中高生と馴染んでいることも一因かもしれない。

ただちょっとだけ、自分が成熟したかも?と思えるなら
それは子育てをしたからかもしれないとは思う。
自分のこと以外にまず第一に考えないといけない存在だったからなぁ。

少し前の1級問題に「利他的遺伝子は生得的か?」という内容一致問題が出たっけ。
こういう問題になると、試験そっちのけで
のめりこんで読もうとしないようにするのが必死だったなぁと思い出します。

もしもともと人間の脳に組み込まれているなら、
それを引き出す教育的取り組みがいるでしょう。

でも後天的に環境から意図的に作り上げねばならないとしたら???
かなりの努力が必要になると思う。

私が思うに、人間の成熟度=利他的行動=自分の喜び、という図式かな、と
思ってみます。

話は変わって・・・・。
でんすけさんご推奨『海街diary1ー5巻』吉田秋生作、読了しました。
マンガなんだけど、一字一句にかなり時間をかけて読みました。
ほのぼのとした日常の1コマが美しいタッチで描かれてますよね。
無名の市井人として生きて死んでいく人々の人生模様。
女性漫画家ならではの作品だと思いました。
まだ完結していないので、これからも続くのでしょうね。