この番組は前からずっと放送されていたのは知ってたのです。
でも録画して見ようと思い立ったのは
馬がらみのこの回が興味深かったから。
というのも、高校時代に娘が馬術をしていたからです。
今回のイケメン、伊藤英明君(馴れ馴れしいな!)の回は
アルゼンチンのガウチョに弟子入りする10日間というものでした。
(「大草原に自由の風をもとめて」4月11日放送分)。
素敵な内容でした!
本当に感動しました。
彼が寝泊りした場所というのが
東京ドーム1000個分の大きさをもつガウチョたちの簡易宿泊所。
その牧場はわずか7名で約5000頭の放牧牛を管理する場所です。
伊藤さんの人となりはあまり興味がなかったのですが
姉が住む隣県の岐阜市出身だったことは知っていました。
すごくハンサムな人でマッチョな体形だなぁと思っていました。
しかしまぁ、一日中馬に乗るってのは
腰痛になりそうですね。
わが娘が馬術をしたいだけで高校を決めて
365日馬の世話に明け暮れたおかげで
馬のことを多少わかるようになりました。
500キロほどの体重で草食動物のせいか、
とても臆病で繊細なんです。
乗馬スクールにいる馬は競馬用に育成されたのに
不適格となったものがほとんど。
その中から気性が向かないものは淘汰されていくのです。
つまり馬肉用に処理される。
これが馬の一生かなぁ???
アルゼンチンでは牧場の仕事で荒れた草原を車だけで
牛の管理がムリな場合があるようです。
そこで、ガウチョたちが馬で草原を駆け巡りつつ
牛の育成をしているのでしょう。
私など、あまりに遠くの国なので、
アルゼンチン・タンゴぐらいしか
情報がありませんでした。
先週のTIME記事に、
'The Mystery of Animal Grief',
「動物の哀しみの謎」というのがありました。
読み終わったところ、霊長類の猿とくにチンパンジーやボノボが
人間に近い哀しみの感情を表すのは当然だろうと思ったのです。
ところが、像や馬なども表し方がちがってはいても
近しい関係をもつ同類が亡くなりかけると、
独特の通常ではない行動をして悲しむというのです。
宣教師もしていたアメリカ人女性の講師が主宰する英会話クラスでのこと。
私は生徒の一人としてフリー・トーキングのクラスにいました。
老人介護や安楽死の問題など、話し合うタイトルは多岐にわたっていました。
特に印象深かったのが安楽死に対する日米の考え方の相違。
この先生によれば、動物は人間以外、ソウル、つまり心を持たないから
飼い主の人間がダメだと思えば、あまり悩まずに安楽死させると言いました。
実際、20年ほどこの女性がご主人と飼っていた柴犬も
腎臓病が悪化したことから安楽死させました。
驚きの一語。
私には絶対にできない了見です。
どんなに目の前で苦しんでいても何とかそばにいて
見送ってやらねばという気持ちだけしかもてないからです。
苦しみを早く取ってやるのが飼い主の役目なのだ。
彼女はそういいましたね。
「じゃぁ、死ぬまでガマンさせ続けるの?それは残酷すぎるでしょう?」
そう反論されても、私にはやはりできません。
こういうのが、大学入試問題でよく出る「異文化問題」のネタなんでしょうね。
国際結婚したカップルが同国人カップルより生活をする上で
難しいだろうと思うのが、この点かもしれないと思います。
さて話が元に戻りますが、
この番組のテーマソングを担当するのが中島ノブユキさん。
彼は日本で音楽教育を受けた後、フランスに長く滞在されたようです。
この曲のタイトル名が「その一歩を踏み出す」。
胸にキューンとくる素敵な作品ではないですか?
旅かぁ。
今年は夏ごろにアジア、タイかカンボジアのどちらかへ行くつもりです。
遺跡めぐりのツァーに参加することになりそう。
伊藤さんの体験型の旅とは程遠いのですが(汗)。